プラントエンジニアは激務ではない!理由や魅力を解説

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プラントエンジニアへの転職を検討している方のなかには「プラントエンジニアは激務」と聞き、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。しかし、実際にはメリハリのある働き方が実現できる職業なのです。 本記事では、プラントエンジニアが激務ではない理由を中心に、魅力についても解説します。イメージとのギャップを解消し、働き方の参考となる情報をお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

プラントエンジニアが「激務」ではない理由とは

一般的に「激務」といわれやすいプラントエンジニアの実情について、以下2つの側面から激務ではない理由を解説します。

・残業が少ない
・休みがしっかり取れる

残業が少ない

プラントエンジニアは、基本残業がない、もしくは残業があったとしても短時間で帰宅できる職場が多くあります。激務の要因といわれる定修(定期修理)に対応した繁忙期はありますが、ほかの時期は定時で帰れる場合も少なくありません。

定修は、プラント(工場)の定期点検・修理を意味し、大きなトラブルの未然防止策として、法律により義務付けられています。年1回や4年に1回など、決まったタイミングで2週間〜2か月程度の期間での対応が一般的です。つまり、繁忙期が事前に読めるのは、プラントエンジニアのメリットといえます。

さらに、2024年4月以降、建設業でも時間外労働の上限規制が適用されるため、建設業界全体としても残業に対する規則が厳しくなると見込まれています。

従って、プラントエンジニアは定修の時期に残業が増えるタイミングはあるものの、全体を通じて比較的残業が少なく、今後さらにその傾向が強まるといえます。

休みがしっかり取れる

プラントエンジニアは、24時間稼働している工場(プラント)への対応があるため、定期的な夜勤が入ります。とはいえ、シフトでコントロールされているためしっかりと休みが取れる傾向にあります。

具体的には、有給休暇のほかにリフレッシュ休暇が設けられている職場が多くなっています。有給休暇自体も積極的な姿勢の職場風土が形成されているため、休む理由を追求されて躊躇うこともありません。

さらに、建設業に対して時間外労働の上限規制が適用されることで、プラントエンジニアとして働く受注側だけではなく、発注側も同様に働き方の見直しが行われます。たとえば、週休2日制や4週8閉所など、休日数を考慮した工期の設定が今後は普及するでしょう。

以上の内容から、建設業界全体としてしっかり休みをとることに対して追い風が吹いている状況といえます。

プラントエンジニアの魅力ややりがい

プラントエンジニアは、ほかの職場では得られない魅力ややりがいに溢れています。ここでは以下3つの観点から、プラントエンジニアとして働くメリットを解説します。

・汎用性の高いスキルを獲得できる
・今後も需要がなくならない
・自分の仕事が地図に残る

汎用性の高いスキルを獲得できる

プラントエンジニアのスキルといえば設計や資材調達に関するものがイメージされがちですが、プロジェクト中に発生する課題やトラブルを解決する力も、働く中で磨かれるスキルです。これらのスキルは、仮に職場や職種を変えたとしても役立つ汎用性があります。

また、プロジェクトを通じて、新しい技術やプロセスに触れる機会が豊富にあるため、基本的なスキルを成熟させるだけではなく、トレンドを踏まえたスキルの獲得も見込めます。

成長が続くインフラ業界に携われるのは、プラントエンジニアならではの魅力です。そして、変化に対応する業務のなかで獲得できるスキルは、一生もののスキルとして自分を助けてくれるでしょう。

今後も需要がなくならない

プラントは、新規の建設だけではなく、定修をはじめ定期的なメンテナンスや既存の建て替えなど、活躍の場が絶えません。

プラントエンジニアは設計だけでなく化学物質やエネルギー、水などのインフラを支える存在です。成長が続くインフラ業界に携われるのは、プラントエンジニアならではといえます。

海外に目を向けると、アメリカでは化学プラントや液化天然ガスプラントの開発、アジア・中東では電力プラントの需要など、発展が続いており、プラントエンジニアの需要も高い状態を維持しています。

近年、AIの台頭により失われる職種も出てきているなかで、需要が途切れないのはプラントエンジニアならではのメリットであり魅力です。

また、プラントエンジニアはその需要の高さから年収も高い傾向にあります。詳細は以下の記事をご覧ください。

プラントエンジニアの平均年収は高い!年収アップを目指す4つの方法

自分の仕事が地図に残る

事業規模の大きなプラントは地図に残ります。さらに、建設されたプラントは、人々の生活の役に立ち、社会貢献度も高いものとして街に存在し続けます。だからこそ、得られる達成感や満足感は格別なものがあるでしょう。

プラントエンジニアは、仕事の結果を自分の目で確認できる、やりがいのある仕事といえます。

プラントエンジニアとして働く上で注意したいポイント

ほかにはない魅力をもつプラントエンジニアですが、手放しでメリットが得られるわけではありません。そこで、働くうえで注意したいポイントを2点お伝えします。

・心身が健康な状態が維持できているか
・ワークライフバランスは担保されているか

心身が健康な状態が維持できているか

すべての仕事に共通する点ではありますが、やりがいのあるプラントエンジニアでも、仕事を優先し続けると心身のバランスが崩れてしまうかもしれません。特に、繁忙期の定修に対応する期間は、2週間から2か月程度と期間が決まっているとはいえ残業や休日出勤などが続く可能性があります。

また、業務上複数の関係者とのコミュニケーションや責任感の重さなどで、身体的な部分だけではなく、精神的に疲弊してしまう場合も考えられます。

しかし、仕事とプライベートの双方に気を配ることで、健康状態を維持しながら、仕事を楽しむことができます。たとえば、仕事の面ではタスクの優先順位づけと管理を行っていくことが有効です。場当たり的な対応では、気持ちにゆとりができず息切れしてしまいます。1日にやるべきタスクを可視化し実行すれば、時間と心に余裕が生まれます。

プライベートでは、十分な休養や適切な栄養摂取に加え、適度な運動も有効です。1つ手前の駅で降りて徒歩時間を増やしたり、休日に散歩したりと手軽にできる方法から始めてみましょう。

ワークライフバランスは担保されているか

激務といわれる大きな要因の定修の時期は、プライベートの時間確保が難しく、うまくリフレッシュできない状況が続く可能性があります。

仕事で起こったことを帰宅中や自宅でも引きずってしまうと、うまく切り替えができず成果につながりません。

プラントエンジニアは、適切な判断が求められるため、まずは睡眠時間の確保を優先すると良いでしょう。睡眠時間を前提にしたタスク管理ができれば、ワークライフバランスは次第に整っていきます。

なお、自分の努力だけではなく、会社としてワークライフバランスを後押しする制度があるのか、今一度の確認するのも良いでしょう。そして、社内規程で設けられている制度があれば、積極的に利用してワークライフバランスを整えましょう。

まとめ

プラントエンジニアは、激務ではなくメリハリのある働き方ができる職業です。今後も高い需要が見込まれ、仕事の成果を実感できるほか、福利厚生が充実している企業も多くあるため、転職候補として挙げる価値は十分にあるといえます。

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