施工管理に向いている人の特徴10選!向いていない人の特徴ややりがいも解説

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施工管理の仕事に興味があるものの、建設現場で指示を出したり、工程や品質を管理したりと責任が大きな仕事のため、「自分にできるのか」と不安を感じる人もいるでしょう。 そこで今回は、施工管理に向いている人の特徴をいくつか紹介します。施工管理の仕事のやりがいや、内気な性格でも施工管理の仕事ができるのかといった点も解説しますので、施工管理の仕事が気になっている人はぜひ参考にしてみてください。

施工管理に向いている人の特徴10選

工事が円滑に進むよう現場を監督する施工管理は、建設現場に欠かせない重要な仕事です。では、どのような人が施工管理に向いているのでしょうか。この項目では、施工管理に向いている人の特徴を10個紹介します。

1.建築関係に興味がある人

モノづくりに携わりたかった、建築物を見るのが好きなど、建築やモノづくりに興味があることは施工管理に向いている人の特徴といえます。

施工管理に限らず、興味があるもののほうが前向きに取り組みやすく、知識やスキルの吸収が早くなるためです。施工管理はスキルアップ・キャリアアップが目指せる仕事なので、興味が強い人ほど良いキャリアが築けるでしょう。

工事で携わった建物が地図に載ることも、大きなやりがりとなり、その後の成長に繋がるはずです。

2.コミュニケーションが苦にならない人

人とコミュニケーションを取ることが苦にならないは、施工管理に向いています。施工管理は、工事に関わるさまざまな人と接する仕事であるためです。

クライアントや職人などと円滑にコミュニケーションが取れない場合、双方の認識に齟齬が生じてトラブルに至る可能性があります。そのため、少なくとも仕事上のコミュニケーションはスムーズに取れる人が良いでしょう。

しかし、会話が苦手な人でも、相手の話を聞くことや自分の意見を伝えることなど、基本的な報連相を心がけることで、十分に活躍が可能といえます。

3.マネジメント能力がある人

マネジメント能力があるも施工管理に向いています。工事がスケジュール通りに進むようにすることも施工管理の仕事のひとつです。そのため、職人をまとめ、作業の進捗を管理するマネジメント能力が必要になります。

施工管理の業務内容は多岐にわたるので、広い視野をもって現場全体を把握・管理できるスキルがあるのが理想です。部活動やサークル活動のリーダー経験のほか、管理職経験や部下の育成経験がある人は、施工管理に向いているといえます。

4.臨機応変に対応できる人

施工管理に向いている人の特徴として、臨機応変な対応力があることもあげられます。建設現場において、トラブルや天候などで思うように作業が進まないのはよくあることです。

そんなときに焦って適切な判断ができない場合、さらにスケジュールに遅れが生じたり、損失が拡大したりする可能性があります。

そのため、不測の事態においても、冷静な対応でリカバリーできる能力が求められます。トラブルをうまく切り抜けられれば、周囲の信頼度もアップするため、施工管理としてのやりがいを感じることもできるでしょう。

5.リスクマネジメントができる人

リスクマネジメントができるも、施工管理の仕事に向いています。建設現場は常に危険と隣り合わせであるため、リスクを想定することが必要です。大きな事故やトラブルが起きれば、工事の進捗も大幅に遅れてしまいます。

そのため、いち早くリスクに気づける能力がある人や危険箇所の把握と安全管理を徹底して、注意を怠らずに作業できる人が向いているといえます。

6.交渉や説明が上手な人

交渉や説明が上手な人も、施工管理が向いているでしょう。建設現場では、クライアントや職人から理解が得られるよう、交渉や説明をすることが求められるためです。

一方的に話すのではなく、クライアントや職人の意見を聞き、要望を汲んだ上で誠意をもって対応できると良いでしょう。

7.デスクワークが苦でない人

施工管理というと常に現場に出て業務にあたるイメージをもつ人もいるかもしれません。しかし、実際は書類作成の仕事もあるため、デスクワークが苦でない人施工管理に向いています。

単に書類を作るのではなく、論理的でわかりやすい書類が作れるのが理想です。基本的なPC操作のスキルや事務経験がある人だと、なお良いでしょう。

8.向上心がある人

向上心があるも施工管理に向いています。施工管理の仕事は、資格がなくても携われますが、資格を取れば対応できる業務の幅が広がり、給与アップやスキルアップに繋がります。

未経験・未資格で施工管理の仕事を始め、資格取得でキャリアアップを目指す人も多いので、キャリアアップを目指すのであれば、「資格取得を目指して頑張ろう」と思える人のほうが向いているといえるでしょう。

タフな体力や精神力がある人

施工管理は工事全体の工程管理や安全管理、作業員への指示出しやクライアントとの打ち合わせなど幅広い業務をこなします。

業務量が多いため長時間労働になりがちで、残業や休日出勤が必要になる機会もあります。また、工事現場内を見回りしたり、立ちっぱなしになったりすることも多いため体力も必要です。

さらに工事の管理者という立場上、作業員とクライアントの間に入る調整役になったり、クレームを処理したり、無理な要求を繰り返されたりすることもあります。こうしたストレスがかかる状況に耐えられる精神的な強さも求められます。

マルチタスクが得意な人

先述の通り、施工管理の仕事は多岐にわたるため、一つひとつ地道にこなしていてはスケジュールに遅延が生じる可能性があります。

そのため、複数の業務を同時進行できる能力や、タスクに優先順位をつけて重要度が高いものから効率良く処理する能力がある人は施工管理に向いています。

施工管理は内気な性格だとできない仕事か

施工管理はクライアントや職人など、多くの人とコミュニケーションを取る必要があります。そのため、ハキハキとした体育会系のほうが向いているというイメージをもつ人もいるでしょう、しかし、必ずしもそうとは言い切れません。

内気な性格の人でも、周囲の人から信頼されるような人間性であれば、施工管理として十分に活躍できます真剣に仕事に取り組んで知識やスキルを身につけ、説得力のある言葉で話せるようになれば、おとなしい人でも施工管理として活躍できるでしょう。

施工管理に向いていない人の特徴

ここで紹介するタイプの人は、あまり施工管理に向いていない可能性があります。ただ、あげられた特徴に該当するからといって絶対に施工管理ができないわけではありませんので、施工管理を目指している人は、少しでも得意に変えられるように心がけましょう。

仕事で人と接したくない人

先述の通り、施工管理はさまざまな人とコミュニケーションを取り、ときには交渉したり調整役になったりする必要があります。そのため、まったく人と接したくない場合、施工管理の仕事に就くのは現実的ではありません。

うまくコミュニケーションが取れなかった結果、関係者間で認識の祖語が生じれば、スケジュールが遅延したり資材や人員が不足したり、施工中にミスが起きたりするリスクもあります。

体力・精神力に自信がない人

施工管理は現場で力仕事をこなした後にオフィスで事務作業をするなど、長時間労働になってしまう傾向があります。また、作業員とクライアントなどから厳しく当たられることもあります。

体力や精神力に自信がない人は、任された仕事を期間内に完了できなかったり、ストレスが溜まって体調を崩してしまったりする場合があるので、施工管理には向いていない可能性があります。

人をまとめるのが苦手な人

施工管理は建設のプロジェクトリーダーとして作業員に指示を出し、まとめ上げる立場にあります。

人をまとめるのが苦手な人だと的確に指示を出せなかったりトラブルにうまく対処できなかったりしやすいので、なかなか作業員がついてきません。

作業員との信頼関係が築けなければ、工事の品質が落ちたり納期に間に合わなくなったりするため、人をまとめるのが苦手な人も施工管理に向いていないといえます。

スケジュール管理・危機管理が苦手な人

スケジュール管理・危機管理が苦手な人も、施工管理に向いていません。施工管理は契約した期間内に工事を終わらせる責任があります。

工事が遅延すれば余計なコストがかかったり、早く終わらせようとして品質が落ちたりすることもあるでしょう。そのため、スケジュール管理の能力が低い人は、施工管理に向いていない傾向があります。

また、建設現場は常に事故やトラブルが発生するリスクと隣り合わせなので、安全管理を徹底する必要があります。危機管理能力が低く、リスクを想定して動けない人だと作業員の身の安全が守れなくなるため、やはり施工管理には向いていないといれるでしょう

状況に応じた対応が苦手な人

工事を始めるときには、事前に入念な計画を立てます。しかし、悪天候に見舞われたり、資材の発注ミスがあったり、機材が故障したりと、何らかのトラブルが発生して予定通りに進まなくなることが多々あります。

このような場合は、速やかに計画を修正・変更したり代替案を考えたりして対処することが重要です。

トラブルに速やかに対処できなければ、大幅にスケジュールが遅延したり工事そのものが止まってしまったりするリスクがあります。そのため、状況に応じた臨機応変の対応が苦手な人も施工管理には向いていない可能性があります。

施工管理の仕事でやりがいを感じるとき

就職・転職先を探すときに、「やりがいのある仕事に就きたい」と考える人は多いでしょう。施工管理の仕事では、どのようなときにやりがいを感じるのかいくつか例を紹介します。

職人から信頼を得られたとき

施工管理の仕事では、進捗確認や作業の指示などで多くの職人と関わりますが、信頼関係を築くのに時間がかかる職人もいます。

そのような職人から信頼を得られたときに、やりがいを感じる人が多いようです。職人と信頼関係が築ければ作業の質が向上するので、仕事の満足度も高まるでしょう。

スキルアップできたとき

施工管理は現場での作業からデスクワークまで、幅広い業務の遂行が求められる仕事です。そのため、慣れないうちは苦労することもあるかもしれません。

しかし、苦労した分スムーズに工事を進行できるようになったときには、大きなやりがいを感じられるでしょう。

また、無資格で施工管理の仕事を始めた人でも、実務経験を積めば国家資格の施工管理技士にチャレンジできます。働きながら着実にステップアップできることに、やりがいを感じることもあるでしょう。

施工が無事完了したとき

自分が1から管理した建築物が、長い工期を経て完成したときにやりがいを感じるもたくさんいます。仕事の結果が形として地図に残るので、満足感が高いでしょう。

とくに、大きな建築物やメディアに取り上げられるような建築物に関わったときは、大きなやりがいが感じられます。

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施工管理は無資格・未経験からでもチャレンジできる、やりがいのある仕事です。とはいえ、完全未経験の場合は、どのように始めたら良いのかと悩む人もいるでしょう。

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まとめ

施工管理は、クライアントや職人などと協力しながら建設現場を管理する、責任のある仕事です。

建築物の工事に一から関わることができ、働きながらステップアップもできるやりがいのある仕事なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。