電気工事施工管理技士の受験資格・試験概要を徹底解説!

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電気工事施工管理技士は、電気工事の品質や安全を管理する専門職として、建設業界で重要な役割を担っています。2024年度から受験資格が大幅に変更されたほか、1級と2級それぞれで求められる知識や実務経験も異なります。今回は、電気工事施工管理技士の資格取得に向けて必要な知識と試験内容を詳しく解説します。

【前提知識】電気工事施工管理技士とは

電気工事施工管理技士は、電気工事の施工計画の作成や工程・安全・品質の管理を行い、電気工事全体の監督を行うことができる国家資格です。取得することで、電気工事現場において、工事の品質や安全性を確保する重要な役割を担うことができます。

また、電気工事施工管理技士の資格がないと電気工事の施工管理を行うことはできません。建設工事現場における照明設備工事や変電設備工事、発電設備工事、送配電線工事など多岐にわたる電気設備の管理が求められる場面でも、この資格が必要とされます。

主な業務内容としては、建設工事現場での照明設備工事や非常用電源設備工事、構内電気設備工事の管理、さらに電車線や信号設備工事に至るまで幅広く、各種電気設備工事の施工管理に従事します。 また、1級電気工事施工管理技士の年収については、下記の記事も参考にしてください。

一級電気工事施工管理技士の年収相場は?資格取得のメリットと目指す方法

電気工事施工管理技士の受験資格

2024年度から、電気工事施工管理技士の受験資格が大幅に変更されました。電気工事施工管理技士は1級と2級に分かれており、それぞれ担当できる業務範囲が異なります。

2級は一般建設業の営業所や工事現場の主任技術者として施工管理業務を行うことが可能です。1級はさらに特定建設業の営業所で監理技術者としての業務も担当でき、より幅広い業務が許可されています。

2級電気工事施工管理技士の受験資格(2024年度以降)

2級の電気工事施工管理技士資格取得には、第一次検定と第二次検定が必要です。ここでは各試験の受験資格を紹介します。

【第一次検定】
受験年の年度末において、17歳以上の年齢であること

【第二次検定】
下記のいずれかの条件を満たすことが必要になります。

・2級一次検定合格後、実務経験が3年以上あること
・1級一次検定合格後、実務経験が1年以上あること
・電気工事士試験または電気主任技術者試験の合格後または免状交付後、実務経験が1年以上あること(※)

※別途、2級または1級電気工事施工管理技術検定第一次検定の合格が必要

1級電気工事施工管理技士の受験資格(2024年度以降)

1級の電気工事施工管理技士資格取得にも第一次検定と第二次検定が必要です。ここでは各試験の受験資格を詳しく解説します。

【第一次検定】
受験年の年度末において、19歳以上の年齢であること

【第二次検定】
下記に示すような経験が必要になります。

区分

必要な実務経験

1級第一次検定合格者

・1級第一次検定合格後、実務経験が5年以上あること
・1級第一次検定合格後、特定実務経験1年以上を含む実務経験が3年以上あること
・1級第一次検定合格後、監理技術者補佐としての実務経験が1年以上あること

1級第一次検定+2級第二次検定合格者

・2級第二次検定合格後、実務経験が5年以上あること
・2級第二次検定合格後、特定実務経験1年以上を含む実務経験が3年以上あること

1級第一次検定受験予定+2級第二次検定合格者

・2級電気工事第二次検定合格後、実務経験が5年以上あること
・2級電気工事第二次検定合格後、特定実務経験1年以上を含む実務経験が3年以上あること

1級第一次検定+第一種電気工事士試験合格または免状交付者

・第一種電気工事士試験合格(または免状交付)後、実務経験が5年以上あること
・第一種電気工事士試験合格(または免状交付)後、特定実務経験1年以上を含む実務経験が3年以上あること

1級第一次検定受験予定+第一種電気工事士試験合格または免状交付者

・第一種電気工事士試験合格(または免状交付)後、実務経験が5年以上あること
・第一種電気工事士試験合格(または免状交付)後、特定実務経験1年以上を含む実務経験が3年以上あること

電気工事施工管理技士の試験内容

電気工事施工管理技士の試験は、1級と2級に分かれ、それぞれの試験内容が異なります。1級は主に大規模な現場管理を行う技術者向けで、より高度な知識と経験が求められます。2級は中小規模の現場管理を担当する技術者向けで、基本的な知識を問われます。ここでは、1級および2級の試験内容を詳しく紹介します。

2級電気工事施工管理技士の試験内容

2級電気工事施工管理技士の試験は、第一次検定と第二次検定の2つの試験で構成されています。2級の場合、第一次検定と第二次検定を一度に受験できるため、効率的な学習が可能です。

     

第一次検定

第二次検定

出題範囲

電気工学等、施工管理法、法規

施工管理法

出題数・解答数

64問中40問を選んで解答

出題5問、全問必答

解答方式

選択式

記述式

試験時間

2時間30分

2時間

合格基準

正答率60%以上

正答率60%以上

このように、2級の試験は基礎知識を重点的に評価しつつ、実務経験に基づいた応用力も求められます。初めて受験する方は、基本を押さえつつ実践的な問題も練習すると良いでしょう。

1級電気工事施工管理技士の試験内容

1級電気工事施工管理技士の試験も、第一次検定と第二次検定に分かれています。1級では、さらに高度な知識と管理能力が求められるため、2級に比べて内容が複雑です。

     

第一次検定

第二次検定

出題範囲

電気工学等、施工管理法、法規

施工管理法

出題数・解答数

出題数92問中、60問を選んで解答

出題数5問、全問必答

解答方式

四肢択一のマークシート方式で解答

記述式で解答

試験時間

午前:2時間30分
午後:2時間

3時間

合格基準

正解率60%以上が必要

正解率60%以上が必要

1級の試験では、特に実務経験を活かした実践力が重視されます。現場での経験が豊富であれば解答しやすい問題が含まれているため、試験対策としては、基礎知識の確認に加え、現場管理の実践的なスキルを磨くことが重要です。

電気工事施工管理技術検定の試験概要

最後に、電気工事施工管理技士の試験概要をみていきましょう。2024年度の試験情報(申込受付期間は終了しています)を参考に、試験日、合格発表日、受験手数料などを紹介します。

※試験はいずれも全国主要都市で実施されます。
※最新情報は下記公式ページからご確認ください。

出典:
一般財団法人 建設業振興基金「2級 電気工事施工管理技術検定のご案内
一般財団法人 建設業振興基金「1級 電気工事施工管理技術検定のご案内

2級電気工事施工管理技術検定の試験概要

2級電気工事施工管理技術検定の試験概要は下記の通りです。

【申込受付期間】

前期(一次のみ)

2月9日〜3月8日

後期(一次のみ、一次・二次同時、二次のみ)

・インターネット申請:6月26日〜7月24日
・書面申請の場合:7月10日〜7月24日

【試験日・合格発表日】

 

試験日

合格発表日

前期(一次のみ)

6月9日

7月10日

後期(一次のみ、一次・二次同時、二次のみ)

11月24日

・第一次検定:1月10日
・第二次検定:2月7日

【受験手数料】
第一次検定・第二次検定 各6,600円

1級電気工事施工管理技術検定の試験概要

1級電気工事施工管理技術検定の試験概要は下記の通りです。

【申込受付期間】

第一次検定

2月22日〜3月8日
(第一次検定のみ新規受験の場合は4月5日まで)

第二次検定

2月22日〜3月8日

【試験日・合格発表日】

 

試験日

合格発表日

第一次検定

7月14日

8月23日

第二次検定

10月20日

1月10日

【受験手数料】
第一次検定・第二次検定 各13,200円

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まとめ

電気工事施工管理技士は、電気工事の現場管理において品質、安全、効率を保つための重要な役割を果たす資格です。2024年から資格要件が変更され、1級と2級に分かれており、経験に応じた実務知識が求められます。取得後には、電気工事の現場責任者としてのキャリアが広がりやすいです。

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