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施工管理に向いている人の特徴8選
工事が円滑に進むよう現場を監督する施工管理は、建設現場に欠かせない重要な仕事です。では、どのような人が施工管理に向いているのでしょうか。この項目では、施工管理に向いている人の特徴を8つ紹介します。
1.建築関係に興味がある人
モノづくりに携わりたかった、建築物を見るのが好きなど、建築やモノづくりに興味があることも施工管理に向いている人の特徴といえます。
施工管理に限らず、興味があるもののほうが前向きに取り組みやすく、知識やスキルの吸収が早くなるためです。施工管理はスキルアップ・キャリアアップが目指せる仕事なので、興味が強い人ほど良いキャリアが築けるでしょう。
工事で携わった建物が地図に載ることも、大きなやりがりとなり、その後の成長に繋がるはずです。
2.コミュニケーションが苦にならない人
人とコミュニケーションを取ることが苦にならない人は、施工管理に向いています。施工管理は、工事に関わるさまざまな人と接する仕事であるためです。
クライアントや職人などと円滑にコミュニケーションが取れない場合、双方の認識に齟齬が生じてトラブルに至る可能性があります。そのため、少なくとも仕事上のコミュニケーションはスムーズに取れる人が良いでしょう。
しかし、会話が苦手な人でも、相手の話を聞くことや自分の意見を伝えることなど、基本的な報連相を心掛けることで、十分に活躍が可能といえます。
3.マネジメント能力がある人
マネジメント能力がある人も施工管理に向いています。工事がスケジュール通りに進むようにすることも施工管理の仕事の一つです。そのため、職人をまとめ、作業の進捗を管理するマネジメント能力が必要になります。
施工管理の業務内容は多岐にわたるので、広い視野をもって現場全体を把握・管理できるスキルがあるのが理想です。部活動やサークル活動のリーダー経験のほか、管理職経験や部下の育成経験がある人は、施工管理に向いているといえます。
4.臨機応変に対応できる人
施工管理に向いている人の特徴として、臨機応変な対応力があることも挙げられます。建設現場において、トラブルや天候などで思うように作業が進まないのはよくあることです。
そんなときに焦って適切な判断ができない場合、さらにスケジュールに遅れが生じたり、損失が拡大したりする可能性があります。
そのため、不測の事態においても、冷静な対応でリカバリーできる能力が求められます。トラブルをうまく切り抜けられれば、周囲の信頼度もアップするため、施工管理としてのやりがいを感じることもできるでしょう。
5.リスクマネジメントができる人
リスクマネジメントができる人も、施工管理の仕事に向いています。建設現場は常に危険と隣り合わせであるため、リスクを想定することが必要です。大きな事故やトラブルが起きれば、工事の進捗も大幅に遅れてしまいます。
そのため、いち早くリスクに気づける能力がある人や危険箇所の把握と安全管理を徹底して、注意を怠らずに作業できる人が向いているといえます。
6.交渉や説明が上手な人
交渉や説明が上手な人も、施工管理が向いているでしょう。建設現場では、クライアントや職人から理解が得られるよう、交渉や説明することが求められるためです。
一方的に話すのではなく、クライアントや職人の意見を聞き、要望を汲んだうえで誠意をもって対応できると良いでしょう。
7.デスクワークが苦でない人
施工管理というと常に現場に出て業務にあたるイメージをもつ人もいるかもしれません。しかし、実際は書類作成の仕事もあるため、デスクワークが苦でない人も施工管理に向いています。
単に書類を作るのではなく、論理的でわかりやすい書類が作れるのが理想です。基本的なPC操作のスキルや事務経験がある人だと、なお良いでしょう。
8.向上心がある人
向上心がある人も施工管理に向いています。施工管理の仕事は、資格がなくても携われますが、資格を取れば対応できる業務の幅が広がり、給与アップやスキルアップに繋がります。
未経験・未資格で施工管理の仕事を始め、資格取得でキャリアアップを目指す人も多いので、キャリアアップを目指すのであれば、「資格取得を目指して頑張ろう」と思える人のほうが向いているといえるでしょう。
施工管理は内気な性格だとできない仕事か
施工管理はクライアントや職人など、多くの人とコミュニケーションを取る必要があります。そのため、ハキハキとした体育会系のほうが向いているというイメージをもつ人もいるでしょう、しかし、必ずしもそうとは言い切れません。
内気な性格の人でも、周囲の人から信頼されるような人間性であれば、施工管理として十分に活躍できます。真剣に仕事に取り組んで知識やスキルを身につけ、説得力のある言葉で話せるようになれば、おとなしい人でも施工管理として活躍できるでしょう。
施工管理に向いていない人の特徴
施工管理は内気な性格の人でもできる仕事です。しかし、人と接することにストレスを感じる人には、あまり向いていないかもしれません。
施工管理の仕事において、工事関係者とのコミュニケーションは、建物の品質を左右する重要なものであり、避けることができないからです。周囲と調整しつつ、同時進行で多くの業務を進めるため、ひとりで黙々と働くのは難しいといえます。
しかし、チームワークでプロジェクトを進めていけるのは施工の魅力のひとつです。一人ではできないことも、複数人で協力すれば大きな成果につながります。建物が出来上がったときの感動を共有できるのもメリットでしょう。
現在、コミュニケーションが苦手だと感じている人も、毎日接していれば慣れてくることもあるはずです。少しでも建築に魅力を感じているなら、挑戦してみるのもひとつの手です。
施工管理の仕事でやりがいを感じるとき
就職・転職先を探すときに、「やりがいのある仕事に就きたい」と考える人は多いでしょう。施工管理の仕事では、どのようなときにやりがいを感じるのかいくつか例を紹介します。
職人から信頼を得られたとき
施工管理の仕事では、進捗確認や作業の指示などで多くの職人と関わりますが、信頼関係を築くのに時間がかかる職人もいます。
そのような職人から信頼を得られたときに、やりがいを感じる人が多いようです。職人と信頼関係が築ければ作業の質が向上するので、仕事の満足度も高まるでしょう。
スキルアップできたとき
施工管理は現場での作業からデスクワークまで、幅広い業務の遂行が求められる仕事です。そのため、慣れないうちは苦労することもあるかもしれません。
しかし、苦労した分スムーズに工事を進行できるようになったときには、大きなやりがいを感じられるでしょう。
また、無資格で施工管理の仕事を始めた人でも、実務経験を積めば国家資格の施工管理技士にチャレンジできます。働きながら着実にステップアップできることに、やりがいを感じることもあるでしょう。
施工が無事完了したとき
自分が1から管理した建築物が、長い工期を経て完成したときにやりがいを感じる人もたくさんいます。仕事の結果が形として地図に残るので、満足感が高いでしょう。
とくに、大きな建築物やメディアに取り上げられるような建築物に関わったときは、大きなやりがいが感じられます。
未経験でも共同エンジニアリングなら安心!
施工管理は無資格・未経験からでもチャレンジできる、やりがいのある仕事です。とはいえ、完全未経験の場合は、どのように始めたら良いのかと悩む人もいるでしょう。
そんなときは、ぜひ共同エンジニアリングにご相談ください。共同エンジニアリングは、経験の有無や職種問わず幅広い求職者の方と面接を行っています。
安心して「技術者」を目指せるように、研修を通して知識やスキルを構築できます。新しいことへのチャレンジは、ワクワクする一方で不安もありますが、入社された皆さんが未知の業界に踏み出す勇気を、教育という形でサポートいたします。
まとめ
施工管理は、クライアントや職人などと協力しながら建設現場を管理する、責任のある仕事です。
建築物の工事に1から関わることができ、働きながらステップアップもできるやりがいのある仕事なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。