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未経験・無資格でも30代から目指せる6つの職業
一般的に、30代の転職市場では、スキルや資格、経験が重要視される傾向にあります。未経験・無資格から異業種への転職は厳しい面があるものの、仕事を選べばチャンスがあります。
ここでは、未経験かつ無資格でも30代から目指せる職業を紹介します。
コミュニケーション能力が重要となる職業3選
スキルが不足していても、社会人経験の長さは30代の強みのひとつです。これまでとまったく違う仕事でも、接客や交渉に関連する仕事はぜひ選択肢に入れてください。
30代の転職におすすめといえる、コミュニケーション能力が重要視される仕事を3つ紹介します。
営業
商材を売り込む営業職は、学歴や経歴よりもコミュニケーション能力が採用時に重視されます。どの業種にも共通する業務で需要が高いことから、未経験の30代でも十分転職が可能です。
特に、保険会社や不動産会社の営業職は就業しやすい傾向にあります。ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引主任者といった資格を取得しておけば、より転職しやすく、さらなるキャリア形成にも役立ちます。
医療事務
医療事務は、身近な病院やクリニックで、患者さんの受付、会計処理、レセプト業務を行う仕事です。経験や資格以上にソフトで丁寧な対応が求められる仕事なので、特に30代女性の転職に向いています。
医療機関は全国にあるため求人需要が多く、さらに景気に左右されにくいことから安定した仕事といえるでしょう。
医療事務検定試験は誰でも受験できるので、あらかじめ資格を取得しておくと、転職時のアピール材料として活用できます。
ホテルスタッフ
フロント業務をはじめとするホテルの仕事は、比較的未経験者の募集が多い職場です。サービス業のなかでも一流の対応が求められるため、社会人経験が豊富な30代にこそチャンスがあるといえます。
ホテルスタッフはシフト制で土日に休みを取りにくい一面があるものの、マニュアルや研修制度が整っています。覚えやすくやりがいがある仕事なので、意欲のある30代の転職にぴったりです。
専門知識の習得が必要となる職業
専門知識の習得が必要とされるものの、30代で転職しやすい仕事もあります。
資格や経験が優遇されがちな技術職でも、厳選すれば未経験・無資格からでもスタートできます。将来性のある仕事が多いので、ぜひ目を向けてみてください。
自動車整備士
自動車整備士の仕事は、車の故障や不具合の確認をし、必要に応じて分解、組み立てを行います。国家資格が必要な専門性の高い技術職ではあるものの、自動車整備士も無資格、未経験でスタートできます。
自動車整備の工程には無資格でもできる業務があり、未経験の求人が豊富です。働きながら専門的な技術を身につけられるのでやりがいがあり、資格を取得すれば長く安定して働けるでしょう。
自動車整備士になるには自動車整備士技能検定の国家資格が必要で、1級、2級、3級の種別があります。専門学校に行かなくても実務経験があれば受験資格を得られるので、30代からでも上位資格を取得して、スキルアップが目指せます。
資格次第で年収&キャリアアップを狙える職業2選
ここでは、30代からの転職でもキャリアアップを目指せる仕事を紹介します。
30代がこれまでの社会人経験に新しい資格やスキルを組み合わせれば、転職市場において大きな強みとなります。技能や資格の取得で年収アップも狙えるので、前向きに検討してください。
介護福祉士
老人ホームをはじめとする介護施設で、利用者の食事や入浴などの介助を行うのが介護福祉士です。ある程度のコミュニケーション能力があれば未経験、無資格でもスタートできる仕事なので、スキルに自信がない30代でも転職しやすい傾向があります。
介護福祉士が活躍する現場は全国に多数あり、高齢化が進む日本では常に人手が不足しています。景気に左右されず求人需要が高い仕事なので、長期的に継続して働きたい、安定した職業に就きたい30代にうってつけです。
介護福祉士は国家資格であり、受験には実務経験が必要なものの、養成施設を卒業することでも資格取得が可能です。資格を取得すれば転職しやすいだけでなく、上位資格へのチャレンジ、給料アップも目指せます。
施工管理
施工管理は、建設現場において作業工程や建築資材の管理、現場で働く職人の指導監督も担当する仕事です。専門知識以上に高いコミュニケーション能力が重視されるので、社会人経験が豊富な30代はなおさら、挑戦しやすい職種であるといえます。
建設現場の仕事は途切れることがなく、雇用が安定しています。なかでも施工管理は慢性的に人手不足で未経験の求人も多いため、安定して働きたい30代にもおすすめです。
入社後の研修やOJTで経験を積み、実務スキルを高めて施工管理技士の資格を取得すれば、年収アップやさらなるキャリア形成を実現できます。未経験、無資格で転職を検討しているなら、選択肢に入れてみてください。
共同エンジニアリングでは丁寧なフォローで、未経験者の活躍をサポートしています。現場のプロによる講習も開催しているので、スキル不足や未経験で不安な方も、どうぞ安心してご応募ください。
共同エンジニアリングは7年間で5000人以上の未経験者の転職を支援し、現場へ送り出してきた実績があります。資格取得のサポート制度も充実しているので、施工管理の仕事に興味がある方、転職を考えている30代の方は、建設エンジニア 0からの育成プログラムからはじめるのをおすすめします。
30代未経験での転職を成功させるポイント
経験や資格の有無を問わない仕事はあるものの、やはり、30代の転職は簡単ではありません。30代の転職は即戦力採用が多く、特に35歳以降はさらに経験が重要視されるため、工夫が必要です。
未経験からの30代の転職を成功させるポイントを解説します。
求人媒体以外のチャネルから応募する
転職サイトやエージェントは20代後半から30代中盤くらいを対象としているので、求人媒体以外の応募も検討してください。知人の紹介やSNS、リファラルを活用するのも効果的です。
施工管理をはじめとするエンジニア系への転職なら、派遣を選ぶのもおすすめの方法です。直接応募であれば、派遣会社を選ぶほうが間口は広いので、転職の成功率が高まります。
キャリアの棚卸をする
30代からの転職では、これまで培ってきた社会人経験やスキルが武器になります。自己分析で自分の強みを把握し、いままでのキャリアを活かせる仕事を選ぶことも大切です。
目に見える資格だけでなく、コミュニケーション能力やプレゼン力、交渉力、ヒアリング力といった、いままで培ってきたヒューマンスキルに注目しましょう。スキルを裏付けするエピソードや実績をアピールして、転職市場で自分の価値を高めてください。
まとめ
「もう若くないから…」「スキルに自信がないから…」と、転職を迷う30代は多いのではないでしょうか。年齢が上がると不安は大きくなるものの、30代はまだまだ若く、転職に成功するチャンスは十分にあります。
将来に不安を抱えているなら、未経験、無資格でも働ける仕事を選んで、前向きにチャレンジしましょう。