長く働ける仕事の特徴を紹介!未経験可の将来性の高い仕事とは?

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就職・転職において、安定した生計を確保するには、長く働ける仕事を選ぶ必要があります。将来性の低い仕事に就いてしまうと職を失うリスクが高くなり、積み上げてきたキャリアを無駄にしてしまうかもしれません。 この記事では、長く働ける仕事の特徴を解説します。また未経験者でも転職できる、長く働ける職業を6つピックアップして紹介しているため、転職先で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

長く働ける仕事とは?

ここでは、長く働ける仕事の特徴7つをそれぞれ詳しく紹介します。

AIやロボットに代替されない

AIやロボットの発展によって、簡単な事務作業やルーチンワークは自動化されつつあります。そのため、AIやロボットに代替されにくく、人間にしかできない仕事は将来性が高いといえます。以下は、人間にしかできない仕事の一例です。

・クリエイティビティが求められる仕事:アーティスト・デザイナー・映画監督など
・コミュニケーションが必要な仕事:営業・教師・心理カウンセラーなど
・専門知識が必要な仕事:医師・弁護士・税理士など
・経営・戦略に関わる仕事:経営者・ストラテジスト・コンサルタントなど

ほかにも、意外にロボットによる代替が遅れている仕事として製造業があります。50年ほど前に建設された工場などは、人間が作業する前提で建設されており、ロボットが入れないのです。そのため、人間が介在する余地が比較的あるといえます。

安定した需要がある

需要が安定している仕事とは、主に経済の変動や技術の進化に影響を受けにくい仕事や、人々の生活に欠かせない仕事が挙げられます。例えば、電気工事士・建築士・トラック運転手・タクシー運転手などです。ほかにも小中学校の教諭・塾講師・保育士などの教育関連や、医師・看護師・理学療法士・言語聴覚士などの医療関連の仕事は、経済に左右されず安定した需要があり、将来性が高いといえるでしょう。

消防士・警察官・自衛隊員・地方自治体職員などの公務員も、需要がなくなる心配はありません。

業界全体が成長・発展している

成長している業界、需要が増加している業界であれば長く働ける可能性が高いといえます。具体的にはIT業界・Web業界・介護業界などです。こういった需要の高い業界では年収の増加も期待できます。

IT関連の仕事ならITエンジニア・ロボットエンジニア・AIエンジニアなど、Web関連の仕事ならWebデザイナー・Webライター・プログラマーなどです。介護業界も依然高齢者人口は増え続けており、人手不足が深刻化しています。

専門的なスキルを身に付けられる

専門的なスキルをもつことは、自分の市場価値を向上させ、労働市場において競争力を維持するために重要です。専門的なスキルが身に付いていないと、転職する際に仕事が見つかりにくくなる場合もあります。手に職が付けられれば、子育てや介護などで一時的にブランク(離職期間)が生まれても、復帰しやすくなるでしょう。

専門的なスキルを必要とする職業は、弁護士・医師などが代表的です。ほかにもITエンジニア・建築士・美容師・Webデザイナーなども仕事の過程でスキルを磨けます。

着実にキャリアアップできる

年齢を重ねていくにつれ、結婚や子育て、マイホームの購入といったライフイベントでお金がかかる場合があります。昇進や昇給がしにくい仕事に就いてしまうと、収入を上げられず、将来的に転職が必要となる可能性も出てくるでしょう。着実にキャリアアップやステップアップができる仕事であれば、安心して長く働けます。

裁判所事務官・裁判所書記官などは、10年以上の従事で司法書士への道がひらけます。国家公務員・地方公務員も17年以上の経験で行政書士の資格を得られるため、着実にキャリアアップが可能です。IT関連の職業も日々新しい技術が開発されるため、知識を積み重ねる過程でキャリアアップができるでしょう。

年齢を重ねても活躍できる

体力が必要な仕事や見た目が重要な仕事などは、年齢に左右される側面があります。長く安定して働きたい方は、定年までパフォーマンスを発揮できる仕事に就くと良いでしょう。

デスクワークを始め、経験を蓄積できる仕事もおすすめです。例えばタクシードライバーなどは地理に詳しくなり、ベテランドライバーとして長く活躍できます。

やりがいを感じる

たとえ報酬が少なくても、やりがいを感じる仕事であれば長く働きやすいのではないでしょうか。例えば、ITヘルプデスク・スポーツインストラクターなどはお客様から直接感謝される機会が多く、やりがいのある仕事です。また、教師や保育士などは、子どもの成長を近くでみられるためやりがいにつながります。自分にとってやりがいのある仕事とは何か考えてみると良いでしょう。

やりがいを感じる仕事に就き、モチベーションをもって働ければ成長も見込め、年収アップにもつながります。

【未経験可】長く働ける仕事6選

長く働ける仕事の特徴がわかっても、具体的にどのような仕事を選んだら良いか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは転職を考えている方に向けて、将来性があり未経験でも目指せる仕事を6つピックアップして紹介します。

ITエンジニア

ITエンジニアはシステムやソフトウェアの設計・開発に携わる技術者です。IT業界は成長・発展している産業ですが、人手不足が深刻化しており、未経験者を積極的に採用するIT企業が多くあります。

ITエンジニアへ転職するメリットのひとつは、専門的なスキルが身に付けられる点です。ITエンジニアにはプログラミングスキルやセキュリティスキル、ネットワークスキルなどが求められます。高度なITスキルを身に付ければ着実にキャリアアップでき、将来的にフリーランスを目指すことも可能です。

また多くのIT企業ではフレックスタイム制やリモートワークなどの柔軟な働き方を採用しているため、ワークライフバランスを充実させやすい点も魅力です。

施工管理

施工管理は、建設プロジェクトにおいて工事全体を取りまとめ、進行管理、安全管理、品質管理、原価管理などを担当する仕事です。住宅やオフィスビルに加えて、橋梁、道路、鉄道、ダムなどのインフラに関わる仕事もあるため、安定した需要があり、長く働けます。

とはいえ、専門的なスキルが必要な職業であるため、完全未経験で転職するには不安な方もいるでしょう。

人材派遣サービスの共同エンジニアリングでは、施工管理未経験者を積極的に採用しています。共同エンジニアリングに入社後は、各建設プロジェクトに派遣され、現場で実務経験を積みながらスキルを習得可能です。

また施工管理技術やビジネスマナー、PC操作の研修も充実しているので、未経験から一人前の施工管理者を目指せます。施工管理の仕事に興味のある方は、ぜひ共同エンジニアリングにご応募ください。

看護師

看護師は、病院やクリニックなどで医者の指示に基づいて患者のケアをする職業です。看護師の仕事はAIやロボットに代替されにくく、手に職を付けて安定して働けます。

看護師になるには看護学校に通って国家資格の取得が必要です。看護学校では200万~300万円、看護大学なら500万~700万円の学費がかかりますが、奨学金も利用できます。

病院によっては奨学金以外にもさまざまなサポートを受けることができ、具体的には生活費を補助してもらえたり資格取得を支援してもらえたりなどです。実際に、異業種から看護師を目指す方や、ある程度年齢を重ねてから看護師を目指す方もいます。

看護学校に通っている間は、看護助手として働くのがおすすめです。看護助手は看護師の仕事をサポートする職業で、働きながら看護師の仕事を覚えられます。

介護職

介護職は、高齢者や障害者の心身・精神的なケアをする職業です。高齢化社会において介護サービスの需要が高まっており、介護業界は深刻な人手不足に陥っています。そのため未経験者を積極的に採用する介護施設も多く、転職するために特別な資格も必要ありません。

介護職は、直接感謝の言葉をもらえるため、人の役に立っていると実感しやすい仕事です。仕事にやりがいや充実感をもてれば、長く安定したキャリアを築けるでしょう。実務経験を積み、介護福祉士やケアマネジャーの資格を取得すればキャリアアップも可能です。

営業職

営業職は、自社の商品やサービスを提案して販売につなげる仕事です。売り上げを大きく左右する営業職は幅広い業界・企業から需要があり、未経験者も積極的に採用しています。転職するのに特別な資格は必要ありませんが、コミュニケーションスキルやスケジュール管理スキル、提案スキルなどが求められます。

営業職は、自分の実力が成果に反映され、収入アップしやすい仕事です。インセンティブ制度が採用されている企業では、成約数に応じて給与や賞与がアップします。営業スキルを磨けば、未経験でも高収入を目指せ、短期間での出世も可能です。

ドライバー

AIやロボットに代替される心配がなく、安定して長く働ける仕事としてドライバーもおすすめです。ドライバーには荷物を運ぶ「配送ドライバー」、目的地まで人を送り届ける「タクシードライバー」などがあります。

ドライバーの仕事は普通自動車免許が必要です。業種によっては二種免許や大型免許、中型免許が必要な場合もありますが、入社後に資格取得をサポートしてくれる場合があります。バスの運転手や、タクシー業界では高齢の方も多く働いており、何歳からでも目指せる職業といえるでしょう。

まとめ

長く働ける仕事への就職は、安定した生計を確保するために有効です。長く働ける仕事を選ぶポイントは、「AIやロボットに代替されないか」「安定した需要があるか」「専門的なスキルを身に付けられるか」などが挙げられます。転職を考えている方は、将来性の高い仕事を見極め、自分に合った仕事を選びましょう。