日本の平均年収
国税庁がまとめた「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、日本全体の平均年収は460万円となっています。性別によっても違いがあり、男性の平均年収は569万円、女性は316万円です。この数値を参考に、どの業界が平均年収より高いのかを見極めることで、年収の高い業界への転職や就職を目指す際の判断材料になるでしょう。
出典:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
年収が高い業界の特徴
年収が高い業界には、共通点がいくつかみられます。5つの共通点についてそれぞれ詳しく解説するので、高収入が期待できる業界の全体像を把握する参考にしてください。
市場規模が大きい
市場規模が大きい業界は、安定した収益を生み出す大企業が多く、年収も高く設定されている傾向があります。また、市場規模が拡大している場合、将来的にも高収入が期待できるため、安定した職を求める方には魅力的です。
高度な専門性やスキルが求められる
医師や弁護士など、国家資格が必要な職業や、先進技術を扱うエンジニアといった、高度な専門知識やスキルを求められる業界は、年収が高くなる傾向にあります。こうした分野では、専門性の高さと希少性が評価され、給与水準もそれにともなって上がっていきます。
参入障壁が高い
参入障壁が高い業界は、新規参入が難しく、競争が少ないため、独占的なポジションを得やすくなります。このため、収益性が高く、そこで働く方の年収も高めに設定されることが一般的です。
実力主義・成果主義が主流である
成果主義が主流となっている業界では、成果を上げれば上げるほど、ボーナスや昇給・昇進に反映されるため、高収入が期待できます。実力が評価されやすい環境であり、成績次第でさらに収入が伸びる可能性もあります。
転勤や海外赴任がある
転勤や海外赴任が多い業界では、生活への影響が大きく、多くの場合、特別手当が支給されます。そのため、通常の給与に加え、特別手当や高めの給与設定がされているケースが多く、高収入となります。
年収が高い業界ランキング
ここでは、国税庁の民間給与実態統計調査結果(令和5年分)をもとに、年収が高いとされる主要な業界をランキング形式で紹介します。どの業界が高収入を実現できるのかを理解することで、キャリア選択の参考にしてください。
出典:国税庁「民間給与実態統計調査」
1.電気・ガス・熱供給・水道業|775万円
電気・ガス・熱供給・水道業は、エネルギー供給を担うインフラ業界であり、需要が安定しているのが特徴です。なお、インフラ設備のメンテナンスを担うのは多くの場合建設業の技術者であり、後述する建設業の需要にもつながっています。
インフラ業界では、技術職や専門知識を要する職種が多く、高い年収が期待できる傾向にあります。給与水準の高さの理由としては、業界の規模や公共性が影響しています。
2.金融業、保険業|652万円
金融業と保険業は、資産運用や保険提供など、生活の中で必要なサービスを提供する業界です。特に大手金融機関や保険会社では年収が高く、営業職やファイナンシャルプランナーなどの専門職ではインセンティブ制度もあります。金融知識やマーケティングスキルが必要になる業界です。
3.情報通信業|649万円
情報通信業は、ITや通信技術を駆使し、デジタル社会を支える基盤となる業界です。特にエンジニアやデータサイエンティストなど、高度な専門性が求められる職種では年収が高くなりやすい傾向があります。
また、新しい技術が次々と登場するため、学習意欲が高い人材が求められます。さらに、企業によってはリモートワークなど、柔軟な働き方が取り入れられている点もポイントです。
4.学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業|551万円
学術研究や専門・技術サービス業、教育業界では、分野ごとの高度な専門知識が求められます。特に研究職やコンサルタント業務では高収入を得やすく、教育機関でも経験や資格により年収が上昇する場合があります。
5.建設業|548万円
建設業は、社会インフラの整備や建築プロジェクトの管理を担う業界です。特にプロジェクトマネージャーや現場監督といった上流のポジションでは高い収入が期待できます。建築士をはじめとした資格取得や管理スキルの向上がキャリアアップの鍵となり、業界内でも給与水準に大きな差がある点が特徴です。
建設業の収入や、儲かる職種について、詳しくは下記も参考にしてください。
6.複合サービス事業|535万円
複合サービス事業は、郵便局や協同組合など多様なサービスを提供する業界です。地域に密着したサービスを提供しているため、安定性を求める方に適した業界といえます。ただし、職種や勤務地により差が生じることもあります。
7.製造業|533万円
製造業は、自動車や電子機器、医療機器など幅広い分野に展開されています。特に大手企業での製造管理職や技術職では高い年収が見込めるでしょう。高度な技術や生産効率を高める力が求められるため、製造業では実務経験が評価されます。さらに、品質管理やプロジェクトマネジメントなどのスキルが年収アップに貢献します。
年収が高い業界に就職・転職するには
年収が高い業界に就職・転職を目指すには、事前に業界の特性や求められるスキルを理解し、キャリアパスをしっかりと計画することが重要です。先述のような高収入業界では、専門性の高いスキルや経験が求められるため、単に転職活動を進めるだけでなく自己成長のための準備も必要です。
専門性の高いスキルや資格を取得する
年収が高い業界では、一般的なスキルだけでなく、特定分野における専門性が重視されます。例えば、IT業界ならプログラミングのスキル、金融業界なら財務分析の知識が不可欠です。こうしたスキルは短期間で身につけることが難しいため、それぞれに特化した資格を取得することで、自分の価値をさらに高めることが期待できます。
自己分析をしてキャリアパスを見直す
年収アップを目指すためには、まずは自分の強みや目標を明確にすることが重要です。自己分析を行い、自分が本当に望むキャリアの方向性や目標、優先したい条件などを明確にすることで、就職・転職活動が成功しやすくなります。
自分の興味のある分野でどのようなスキルを高めるべきかを考え、目標に沿ったキャリアパスを描いてみましょう。計画的にスキルアップし、明確なビジョンを持ってキャリアを積み重ねることが重要です。
海外でも働けるグローバルスキルを身に付ける
年収が高い業界の中には、グローバル市場で活躍できるスキルを求める企業も少なくありません。特に外資系企業や貿易関連の仕事では、英語をはじめとした語学力や異文化理解が重要です。
そこでビジネス英会話や異文化コミュニケーションのスキルを身に付けることで、より幅広い職種で活躍できるようになり、年収の向上にもつながるでしょう。国際的に通用するスキルを磨き、自分の市場価値を高めることが、年収アップへの有効な手段になるのです。
まとめ
年収の高い業界では、専門的なスキルや豊富な経験が重視され、これらが収入に直接影響します。まずは自己分析を通じて目指すキャリアを明確にし、必要なスキルを着実に習得することで、理想の収入を手にする可能性が高まるでしょう。
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