【転職】不況に強い業種・業界って?おすすめの職種を解説

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これから転職を目指すなら、不況に強くて安定した生活ができる仕事に就きたいと考える方は多いのではないでしょうか。加えて、自分のライフスタイルに合わせて長く働ける仕事をおすすめします。 そこで今回は、不況に強い業種や業界の特徴を紹介します。あわせて未経験からの転職を成功させるポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

不景気に強い業種の特徴

仕事にはさまざまな種類があり、景気によって浮き沈みがあります。しかし、なかには景気に左右されにくく安定して働ける業種があるので、ぜひ転職の参考にしてください。

生活に関わるインフラ業界

生活に欠かせない「衣食住」に関わる仕事は、不況に強い代表格です。社会を維持するのに必要不可欠で常に一定の需要があるため、情勢に左右されにくいでしょう。

具体的には、消費財や日用品の販売に関わる事業、電気、ガス、水道、通信、鉄道、建設に関連する仕事が該当します。

健康や生命に関わる業界

健康や命に関わる仕事も、景気に左右されにくい仕事です。人命は第一なので、社会情勢の変化にかかわらず、常にニーズがあるといえるでしょう。

具体的には、病院、保険、介護などの仕事が該当します。とくに責任の大きい医療関連の仕事は、人材が不足しています。

最新技術を使用・開発する業界

最新技術を使用する業界、新しい技術を開発する仕事も、不況に強い仕事のひとつでしょう。生活の利便性を高める重要な役割を担っています。

とくに、インターネットなどのIT技術が必要な業界や企業、キャッシュレス決済、5G関連といった次世代の技術に関連する業種は、不景気に強いとされています。

不景気に強いおすすめの業種と仕事

長期就労を目指し、安定した転職先を検討するなら、景気に左右されにくい仕事がおすすめです。ただし、不況に強くても転職が難しい仕事もあるので注意してください。

ここからは、転職におすすめの不況に強い業種や仕事をみていきましょう。

【建設業】施工管理・CADオペレーター

衣食住に関わる建築業は、常に一定の需要があります。専門的な知識を持つ人材が必要とされるので、経験や資格取得により、手に職をつけることで自分の価値を高められるでしょう。

次のふたつは技術や資格を取得しやすい仕事なので、転職におすすめです。

施工管理

建設現場で全体の監督をする仕事です。現場の司令塔ともいえる役割で、やりがいがあります。

とくに、現場に配置が必要な「施工管理技士」の資格者は業界ニーズが高く、好待遇が期待できるでしょう。1級と2級の資格があり、入門編の2級なら、指定学科卒業で3年以上の実務経験、指定学科以外であれば4年6か月以上の実務経験で受験できます。

CADオペレーター

CAD(Computer Aided Design)ソフトで図面作成を行う専門職です。CADオペレーターになる為に特定の資格は必要ありません。一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催する「CAD利用技術者試験」は誰でも受験できるので、資格を取っておくと知識やスキルの証明に役立ちます。

【IT・Web業界】エンジニア

企業のIT化が進行していて、技術者は幅広い業界でニーズがあります。経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には約79万人のIT人材が不足すると予想されていて、需要が供給を上回るいまが転職のチャンスです。

ここでは、例としてITエンジニアとWEBエンジニアのふたつの仕事を紹介します。

出典:「IT人材需給に関する調査」(経済産業省)

ITエンジニア

IT(情報技術:Information Technology)関連の技術者全般で、システムの設計や製造、テストを行うシステムエンジニア(SE)、設計に基づいてプログラミング作業をするプログラマー、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニアなどが該当します。

独立行政法人 情報処理推進機構が主催する「基本情報技術者試験(FE)」、「応用情報技術者試験(AP)」、「システムアーキテクト試験(SA)」、「ITストラテジスト試験(ST)」といった資格を取得すれば、転職に役立つでしょう。

WEBエンジニア

WEB業界に限定したITエンジニアで、ECサイトやWebシステムの設計や開発、保守などを担当します。

とくに資格は求められないものの、PHP技術者認定機構主催の「PHP技術者認定試験」や「HTML5プロフェッショナル認定試験」、「AWS認定資格」といった資格がスキルの証明に役立ちます。

【医療・福祉業】看護師・介護士

世界的な感染症の蔓延以降、医療や衛生用品のニーズが衰えていません。少子高齢化の影響もあり、予防医療や介護福祉の需要もますます拡大するでしょう。

内閣府の「令和元年版高齢社会白書」によると、今後、令和18年には3人に1人が、令和47年には2.6人に1人が65歳以上の高齢化社会が到来すると予測されています。その反面で、介護業界では深刻な人材不足が続いているため、未経験でも採用に期待がもてます。

出典:「令和元年版高齢社会白書」(内閣府)

看護師

看護師は医師の指導のもとで診療や治療を補助し、患者のケアを行う重要度の高い仕事です。

看護師になるには看護系の学校で専門教育を受け、国家資格の「看護師免許」を取得する必要があります。夜間課程の学校を選べば、働きながらでも看護師を目指せるでしょう。

介護士

介護士は、老人ホームなどの施設や在宅で支援を受けている人に対して、介護サービスを提供する仕事です。具体的には、食事の介助、着替え、排泄、入浴の手伝いといった幅広いケアを行います。

介護士として働くのに、特定の資格は必要ありません。厚生労働省認定の「介護職員初任者研修」を受講しておけば、未経験でも知識やスキルのアピールができます。

【未経験】不景気に強い業種・業界への転職のコツ

それでは、不景気に強い業種や業界に転職するポイントをみていきましょう。

業界未経験でも、転職は可能です。ただし、新卒と比べて難易度が高い傾向にあります。以下に紹介する転職のコツをふまえて転職活動に臨むことをおすすめします。

資格を取る

未経験の場合は、仕事に必要な資格をとるのが転職の近道です。不景気に強い業界は競争率が高いため、資格を取得して知識や技能、やる気のアピールをすると良いでしょう。転職後も資格の知識があれば、安心して仕事をはじめられます。

収入の条件を下げる

未経験の業界への転職は収入減少の可能性が高いため、割り切って考えることも大切です。収入の条件を高く設定しすぎず転職活動を行うほうが、採用される確率は高まるでしょう。不況に強い仕事なら長い目で見て収入は望めるため、まずは確実に採用されるのを目指してください。

未経験者の積極採用をしている業界・企業を選ぶ

業界研究をして、未経験者を積極的に採用している仕事を選ぶのも効果的です。業界や企業によっては、20代〜30代の未経験者を積極的に採用しているのでチェックしましょう。より有利に転職できる仕事を見つけたら、その中でも将来性のあるものに絞って応募してみてください。

未経験でも共同エンジニアリングなら安心!

未経験で不況に強い業種への転職を目指すなら、施工管理の仕事がおすすめです。インフラ関連の仕事として業界ニーズが高く、やりがいを実感できるでしょう。

なかでも共同エンジニアリング」は、入社前のフォローや研修中のサポートを行い、皆さんがより安心して建設業界に挑戦できるような土台作りの役目も担っています。導入研修、基礎研修、資格取得研修/キャリアアップ研修といったさまざまな研修制度があり、スムーズに仕事に必要なスキルを習得できます。

施工管理経験豊富な現場のプロが講師となって指導にあたるため、レベルの高い教育を受けられるのも魅力です。施工管理の仕事に興味がある方、自分自身の可能性を試してみたいときも、どうぞお気軽に「共同エンジニアリング」にご相談ください。

まとめ

感染症の蔓延による働き方の変化で、転職を考える若い世代が増えています。経済が不安な時期だからこそ、不況に強く、長く働ける仕事を選んでください。

未経験からの転職を実現するなら、業種や就業先をしっかり選ぶ必要があります。教育制度が充実した働きやすい会社を選んで、スムーズな転職を目指しましょう。