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やりたい仕事が見つからない原因と対策
やりたい仕事が見つからない原因のひとつに、「自己分析が足りていない」「情報が不足している」が挙げられます。ここでは、それぞれの対策について詳しく解説します。
自己分析が足りていないから
「何がしたいのかわからない」「自分に向いている仕事がわからない」場合は、自己分析が足りていない可能性があります。就職・転職において、自己分析は最初に行う重要なステップです。
自己分析によって自分の好き嫌いや得意不得意を探ることで、やりたい仕事や向いている仕事が見つかる場合があります。
自己分析のやり方がわからない方は、以下の自己分析方法を試してみてください。
マインドマップ
マインドマップは、自分の頭の中にあるアイディアや考えを整理するための手法です。マインドマップの中央にテーマを書き出し、それに関連するキーワードをクモの巣状に書き出していきます。
マインドマップのメリットは、書き出したキーワード同士の関連性が明確になり、自分の強みや弱み、関連性のあるスキルの組み合わせなどを把握しやすくなる点です。文章を作成するよりも直感的に自分自身を理解できます。
自分史
自分史は自分の人生や経歴を振り返り、年表のように時系列で書き出す自己分析の方法です。小学校時代・中学校時代・高校時代・大学時代・社会人時代など、それぞれの時期に印象的だった出来事や、取り組んできた活動などを深掘りして書き出していきます。
自分史を作るメリットは、就職活動における自己PRや志望動機を見つけられる点です。嬉しかったことや、苦労したこと、成し遂げたこと、困難を乗り越えた経験などを振り返り、共通点を探す過程で、自分の強みや得意分野を再確認します。
自分史は、これまでの自分の人生で印象的なエピソードが思い浮かばない人や、自分の長所・短所を話すのが苦手な人に適している方法です。
なぜなぜ分析
「なぜなぜ分析」はトヨタ自動車が提唱する問題解決方法です。名前のとおり、「なぜ?」を繰り返して物事を深掘りし、本質を明らかにしていきます。以下は、「ストレスを感じる」状況に対して「なぜなぜ分析」を適用した例です。
1.なぜストレスを感じるのか
→仕事が忙しく、タスクが多いため
2.なぜ仕事が忙しく、タスクが多いのか?
→プロジェクトの期限が迫っており、同時に複数のプロジェクトを進行中だから
3.なぜプロジェクトの期限が迫っており、複数のプロジェクトを進行しているのか?
→計画や優先順位の立て方が不十分で、タスクの管理がうまくいっていない
4.なぜ計画や優先順位の立て方が不十分で、タスクの管理がうまくいっていないのか?
→自分の時間の使い方や能力を正しく評価できておらず、適切な計画を立てるスキルが不足している
上記の例では、最初に感じていたストレスの原因が、自分のスキルや時間管理に起因していた事実がわかります。このように「なぜなぜ分析」によってさまざまな問題を明らかにすれば、自分についてより理解が深まるでしょう。
世の中にどのような仕事があるのか情報が不足しているから
世の中には1万8,000以上の職業があるといわれています。どのような仕事があるのか調べていくうちに興味のある仕事が見つかる可能性もあるでしょう。ここでは、仕事探しの方法を4つ紹介します。
出典:独立行政法人労働制作研究・研修機構「職業名索引」
求人サイト・求人誌
求人サイトや求人誌には幅広い業界・職種のお仕事が多く掲載されており、気になる求人を見つけたらすぐに応募できます。求人サイトや求人誌によって掲載されている求人が異なる場合もあるため、可能な限り複数の媒体で求人を見てみると良いでしょう。
ある程度やりたい仕事が絞れている場合は、「IT業界に特化した求人サイト」「福祉に特化した求人サイト」など、特定の業界を専門的に扱う求人サイトで情報収集するのがおすすめです。
jobtag
「jobtag」は厚生労働省が運営する職業情報提供サイトです。無料で受けられる職業興味検査では、6つの領域のなかから自分の興味ある仕事がわかります。さらにあてはまる職業が検索でき、「仕事の内容」「就業方法」「必要なスキル」「年収」などを閲覧可能です。
またjobtagでは「テーマ別」「スキル・知識」「産業別」など、さまざまなカテゴリーから仕事を検索できます。「販売の知識が活かせる仕事がないか」「農業に関わる仕事がしたい」など、興味や関心をもとに仕事を探してみましょう。
転職エージェント
転職エージェントは人材を採用したい企業と求職者をつなぐ人材紹介サービスです。求職者は無料で利用でき、求人の紹介や応募書類の作成、面接対策のアドバイス、条件交渉の代行など、転職におけるさまざまなサポートが受けられます。
転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーは転職のプロであり、求職者のスキルや経歴、キャリアビジョンに合った仕事を紹介してくれます。
ハローワーク
ハローワークは厚生労働省が運営する雇用サービス機関です。転職エージェントと同様に、求人の紹介や応募書類の添削、面接対策のアドバイスなど、就職・転職におけるさまざまなサポートを提供しています。
転職エージェントにはないハローワークの強みは、職業訓練を行なっている点です。求職中か、雇用保険適用外のアルバイトなどの仕事をしている人なら、基本的なPCスキル、Webデザインスキル、自動車整備のスキルなど、さまざまなスキル習得の訓練を無料(テキスト代は自己負担)で受けられます。
「気になる仕事があるけど専門的なスキルが必要」といった場合には、ハローワークで職業訓練を提供していないか調べてみると良いでしょう。中小企業に在職中なら有料で在職者訓練の受講も可能です。
やりたい仕事が見つからないときは仕事選びの視点を変えてみよう
やりたい仕事を見つけるのが難しい場合は、仕事選びの視点を変えてみるのもおすすめです。ここでは、仕事選びのポイントを解説します。
強みが活かせる仕事
自分の強みが活かせる仕事に就くことで、すぐに活躍しやすくなり、モチベーション高く働けます。これまでのスキルや経験を洗い出し、強みを探してみましょう。自分の強みがわからない場合は、紹介した自己分析の方法を試すのもおすすめです。自分をよく知る家族や友人に尋ねてみるのもおすすめです。
給与・待遇が良い仕事
給与や待遇が良ければ、やりたい仕事でなくても一定の満足度を感じ、働き続けられる人もいます。給与を多く得られれば趣味や自己研鑽に使えるお金も増えるうえに、生活にも余裕が生まれやすくなります。年収の高い業界・職種に挑戦してみるのもひとつの選択肢です。
将来性のある業界
長く働き続けるには将来性のある業界・職業への就職が大切です。将来性のない仕事に就くと、自身の貴重なキャリアを無駄にしてしまいかねません。将来性のある業界・職種を見極めるポイントとしては、以下を参考にしましょう。
・AI・ロボットに代替されないか
・安定した需要があるか
・業界が成長・発展しているか
社会貢献度が高い仕事
社会貢献度が高い仕事とは、主に人々の暮らしや自然環境を守るために欠かせない仕事を指します。社会貢献度が高い仕事なら、やりがいや充実感をもって働けるでしょう。
社会貢献度の高い仕事には公務員や福祉関連、インフラ関連などいくつか挙げられますが、なかでもおすすめなのは、未経験でも着実にキャリアアップできる施工管理です。
施工管理は、建設プロジェクトにおいて工事全体を取りまとめ、管理する仕事です。建設によって人々の暮らしの根幹を支えるため安定した需要があり、将来性が高い職業といえるでしょう。
施工管理の仕事に就くには建設における専門的な知識・スキルが必要ですが、人材派遣サービスの共同エンジニアリングでは施工管理未経験者も積極的に採用しています。共同エンジニアリングの正社員として入社し、各建設プロジェクトに派遣されて業務を行うので、さまざまな現場での経験が積めます。
充実した研修制度があるため、未経験でも一から施工管理技術を学べ、国家資格の取得を目指せます。手に職をつけたい方や、社会貢献度の高い仕事がしたい方は、ぜひ共同エンジニアリングへご応募ください。
まとめ
やりたい仕事がない原因には、自己分析や情報収集の不足が考えられます。しかし、無理にやりたい仕事を探すのではなく、自分の趣味やライフスタイルに合わせて「給与や待遇が良い仕事」「将来性のある業界」など、仕事選びの視点を変えてみるのも良いでしょう。