施工管理派遣は「やめとけ」の真実とは|向いている人の特徴や魅力も解説

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施工管理に興味をもっている人の中には、派遣として働いてみたいと考えている人もいるでしょう。しかし、施工管理の派遣は「やめとけ」という意見もよく耳にするかもしれません。実際のところどうなのか気になるでしょう。 派遣といっても、最近は正社員雇用のため一般的な派遣とは様相が異なり、固定給にボーナスも支給されるなど好待遇であるケースがほとんどです。ITエンジニアや半導体エンジニアなどの派遣も、最近はこの形態である会社も多くなってきています。今回は、施工管理の派遣の実情について説明していきます。

施工管理の派遣は「やめとけ」の真実

建設業はいわゆる3K(きつい、汚い、危険)のイメージが強く、「やめとけ」といわれれば何となく納得してしまう人も多いかもしれません。では、「やめとけ」といわれる具体的な理由について見ていきましょう。

業界の景気に左右されやすい

建設業界は景気の良し悪しによる業績の上がり下がりが大きく、景気が悪い時期には建設業界全体の仕事が減ってしまいます。

そして、施工管理派遣として働いている人は、その影響を受けやすいのが実情です。景気の動向によっては、給料が下がってしまうこともあるでしょう。場合によっては仕事を失ってしまうこともあるかもしれません。

ただし、現在の建設業界はしばらく好調が続くとの見方が強いです。業績が右肩上がりで伸びている建設会社も多く、リスクは低いといえるでしょう。

キャリアアップを見込めない

施工管理派遣に対して、否定的な印象を抱いている人は少なからず存在します。

特に50代以降の年代の人だと、派遣会社を人身売買や中抜きビジネスと捉えている人もいるでしょう。建設会社の正社員と違って仕事を教えてもらえない、教育制度がないと思っている人もいるかもしれません。

しかし、実際にはそのようなことはなく、施工管理派遣ではきちんと人材育成を行っています。未経験採用を前提としているため、受け入れ体制も整っており、多くの人が想像しているような状況ではありません。

「正社員として働けない」といった声もありますが、これは間違いです。技術職の多くは正社員派遣なので 、派遣元で正社員として採用されます。

また、「配属先企業が中堅以下のゼネコンだと契約以上のことをやらされる」という話を耳にしたことがある人もいるかもしれません。実際のところはそのような事実はなく、大手でも中堅でも働き方は同じです。派遣先の規模にかかわらず、契約以上のことをすることはありません。

ただし、中堅と大手で担当する現場の規模感は大きく異なります。中堅以下だと職人が10~20人程度の現場が中心ですが、大手だと100~1,000人規模になることも多いです。

長時間労働になりやすい

施工管理の仕事に限らず、建設業界では長時間労働が常態化していることもあります。残業が月に80時間以上、週休1日というケースも珍しくありません。

ただし、派遣会社は行政によるチェックがあるため、残業規制には厳しく、労働時間の管理もきちんと行われています。残業代は必ず支払われるようになっていて、サービス残業になることもありません。

また、業界全体で週休2日制の導入が始まり、労働環境の改善が進んでいるため、今後はよりクリーンに働けるようになるでしょう。

契約や審査が通りにくい

一般的に派遣社員だとローンなどの契約や審査に通りにくいと思われがちですが、正社員派遣の場合、そのようなことはありません。

正社員派遣の信用度は会社の財政基盤に依存します。同程度の規模の一般企業で働く正社員と比べて、低く扱われるようなことはありません。信用度の高さは一般企業と同じく、企業規模によります。

派遣先で軽視される

派遣と聞くと下に見られてしまうのではないかと思う人もいるでしょう。しかし、実際のところ、派遣だからといって、軽視されるようなことはありません。

やめておくのが吉?こんな志望理由の人は向いていないかも

次のような志望理由で施工管理派遣の仕事をしようと考えているなら、向いていない可能性が高いです。

体力に自信がないから

施工管理の仕事はマネジメント業務です。職人と違って実際に建設作業を行うわけではないため、体力はあまり関係ないと思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、「体力はないけど建築現場で働きたい」という志望動機で入社を考えるのは危険です。

たしかにメインの仕事や役割は体を動かすことではありません。しかし、体力が必要とされる場面は多くあります。

たとえば、マンションでもエレベーターを設置する前だと、階段を使って上らなければなりません。高層階まで上ることもあるため、体力がない人だと厳しいでしょう。

また、炎天下でもヘルメットを装着していなければなりません。安全のため作業服は常に長袖で、半袖を着たり腕まくりをしたりすることは厳禁です。

頭を使う仕事とはいえ、そのような環境に耐えられる体力がないと務まらないでしょう。

指示・命令をする立場に憧れがあるから

施工管理の仕事に就けば、職人に指示や命令ができると考えている人もいるでしょう。しかし、施工管理の仕事は職人に対して上の立場から指示や命令ができるわけではありません。

職人の多くは、施工管理を担当する人よりも年齢が上で経験も豊富です。指示や命令をするような気持ちで接すると、反発を招いてしまうこともあります。そうなると、スムーズに作業が進まなくなってしまいます。

現場をうまく回すには、「職人さんから学ばせてもらう」という姿勢が必要ですもし、指示や命令をする立場への憧れから施工管理の仕事に就こうとしているなら、考え直した方が良いかもしれません。

施工管理の派遣で活躍できる人の特徴

施工管理の派遣で活躍できるか、楽しく働けるかどうか不安なら、仕事自体が向いているかどうか考えてみましょう。

施工管理の仕事に向いている人の特徴を紹介します。

コミュニケーションスキルが高い人

施工管理の仕事の大部分は作業のマネジメントです。職人や下請け業者の人などとコミュニケーションを取る機会が多くあります。

円滑に仕事をすすめていくには、相手の伝えたいことや要望を的確に汲み取れる理解力や、スムーズにこちらの要望を聞いてもらうための配慮、巻き込み力などが必要です。

リスクヘッジが得意な人

建設現場は常に危険と隣り合わせです。施工管理を担当する人は作業員の安全を確保しなければなりません。危険な箇所を放置したり作業員の安全が確保されていなかったりすると、事故につながることもあります。

また、工期の遅れに関しても、リスク回避をしなければなりません。

先のことまで考えて危険を回避する対策を打てる人なら、施工管理の仕事に向いているといえるでしょう。

幅広い業務に携わることを楽しいと思える人

施工管理の業務内容は多岐に渡るため、日ごとに違う業務に携わることも多いです。 

ルーティン業務をこなしたい人よりは、さまざまな業務に幅広く関わるのが楽しいと感じる人に向いているでしょう。

勉強が好きな人

施工管理の仕事は覚えることがたくさんあります。専門用語なども多数あり、物の呼び方ひとつとっても、業界特有の知識が必要です。常に新しいことを覚えたいと考える勉強好きの人に向いているでしょう。

上述したとおり、施工管理は体力も頭も使う仕事です。未経験からでも働けますが、続ける・活躍するのはそう簡単なことではありません。だからこそ、施工管理の仕事を経験することで、将来のキャリアが広がります。

やりたいことがわからない人でも、施工管理の仕事を経験して自分の得意なことがわかることもあるでしょう。たとえば、原価管理が得意なら経理、発注業務が得意なら総務が合うかもしれません。

施工管理派遣のやりがいや魅力

施工管理派遣のやりがいや魅力は人によってさまざまですが、特に下記の点に魅力を感じる方が多いようです。

仕事の成果が形に残る

施工管理ではビルや住宅、道路など、人々の生活に欠かせない建造物の建設に携わるため、何十年経っても自分の仕事の成果が形に残り続けます。

自分が関わった建造物が地図に掲載されたり、メディアに取り上げられたりすることも少なくありません。ドラマや雑誌の撮影に使われたり、ランドマークになる建物の建設に携わったりすれば人との話題にもしやすく、大きなやりがいを感じられます。

専門的なスキルや技術を磨ける

施工管理は、工事の進捗管理や機材・人材の手配と配置、予算管理などさまざまな業務をこなす必要があり、幅広い知識やスキルが求められます。

また、施工管理技士の国家資格は種類が多く、資格取得を目指せばスキルや技術を磨けるとともに成長を感じられるでしょう。施工管理技士の資格には下記の7種類があります。

・建築施工管理技士
・土木施工管理技士
・電気工事施工管理技士
・管工事施工管理技士
・電気通信工事施工管理技士
・造園施工管理技士
・建設機械施工管理技士

いずれも1級と2級があり、1級を取得すると主任技術者・監理技術者として働くことができ、大規模な現場を担当できます。2級を取得すれば、主任技術者として小〜中規模の現場を担当可能です。

給与が高く将来性がある

国税庁発表の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は458万円です。一方、厚生労働省が提供しているjobtagによると、施工管理の平均給与は632.8万円と平均給与より高いことがわかります。

施工管理技士の国家資格を取得したり役職についたりすれば、700万円程度まで給与が上がる可能性もあります。場合によっては成果報酬が発生することもあるため、高年収を得たい方にとっては魅力的な仕事です。

また、人々が生活を続ける限り建造物も必要とされるため、建設業の需要がなくなることはありません。さらに建設業は少子高齢化によって人手不足に悩んでいる業界であり、施工管理自体の需要もより一層高まると予想されることから、将来性も高いといえます。

出典:
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査
jobtag「建築施工管理技術者

社会に貢献できる

施工管理は人々の生活に直結したインフラ関連の工事に関わる機会もあり、社会に貢献できるのも魅力です。 ビルや道路、橋など、自分が携わった建造物を多くの人々が利用しているのを見ると、大きなやりがいや達成感を感じられます。日々生活している中で、「人の役に立っている」と実感できるので、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。

未経験から施工管理派遣に挑戦したいなら共同エンジニアリングがおすすめ

「やめとけ」といわれることもある施工管理派遣ですが、経験次第で平均よりも給与が高い、達成感ややりがいを感じやすいなどさまざまなメリットがあります。給与や将来性が高い仕事を求めているなら、施工管理派遣を検討してみてはいかがでしょうか。

共同エンジニアリングなら、未経験からでも施工管理にチャレンジできます。入社時はもちろん、配属後も資格取得やスキルアップをサポートする研修を実施しており成長できる環境が整っています。

「派遣でうまくやれるのか」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、カウンセリング・面談や社内研修を通じてあなたの「価値観」と向き合い、前向きに仕事に取り組むためのバックアップを行います。 業界経験が豊富な講師や営業担当など社員一丸となってサポートいたしますので、ぜひご応募ください。

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まとめ

施工管理派遣はネガティブなイメージで捉えられがちですが、実際はクリーンに働けることがほとんどです。教育制度もきちんと整っており、サービス残業などもありません。業界全体で常態化している長時間労働も少しずつ改善されてきています。

体力も頭も使うハードな仕事ではありますが、建物の建設に携われて名前も残せるやりがいのある仕事です。今回の記事を参考に、自分に向いていると感じたらぜひチャレンジしてみてください。

施工管理の働き方についてもっと知りたい方はこちらもご覧ください。

施工管理が激務って本当?評判の実情と働くやりがい・魅力