CADオペレーターに向いている人の特徴!必要なスキルは?

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手に職を付けて安定的に就職や転職をしたいと考えている場合、CADオペレーターという職種は非常に良い選択肢のひとつです。なぜなら、2023年には建築性能や干渉チェックなどを容易にできるBIM建築への完全移行の方針が決まっており、CADオペレーターが不足しているためです。 BIMとはBuilding Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデルを再現して、より良い建物づくりに活用していく仕組みのことです。 ここからは、CADオペレーターのことを詳しく知りたい人に向けて、どのような人がCADオペレーターに向いているのかをご紹介します。

CADオペレーターとは

CADオペレーターとは、CADというコンピューターツールを用い、設計士やデザイナーの指示に従って図面の作成・修正を行う仕事です。

CADの多くは建築や土木などの建築関係で使用されています。制作において、あるものを別の角度からみた図面や、平面図・立体図など、無数の図面が必要になってきます。

CADオペレーターと混同されやすい仕事に設計士があります。設計士も建築物や製品の仕様を設計する際にCADを使用しますが、あくまで設計・デザインのためです。CADオペレーターとは役割や立場が異なる点に注意しましょう。

CADオペレーターに向いている人の特徴

建築・土木関係の仕事に携わる人は女性よりも男性の割合が多い傾向です。そのためCADも男性が多い職種であるとイメージされがちですが、実は女性も多く関わっています。下記ではCADオペレーターに向いている人の特徴をご紹介します。

集中力が高く細かい作業が得意な人

CADオペレーターは長時間PCに向かって行う業務のため集中力が高い、かつ細かな作業が得意な人に向いています。

長時間PCに向かう集中力がないと間違った図面になりかねません。また、作図は1ミリの誤差も許されないだけでなく、図面の細かな違いにも気がつける必要があります。

図形や数字が得意な人

最近は3DCAD(3次元)が増えつつありますが、現場では2DCAD(平面)のCADツールも使用しています。CADオペレーターは、目の前にないものを図面にしないといけないため、3次元空間における物体の状態や関係を把握する空間認識能力が必要です。

図形・数字が得意でないと、設計士に指示・要求されている製品がどのようなものか想像できず、的確に図面を作成できません。

また、建設現場で要求される図面は水平断面を図面化しているものであるため、立体の物を平面化する想像力が必要になってきます。

ときには、図面の寸法を測ったり計算したりしながら作図していくため、数字や計算が得意な人に向いているといえます。

管理能力が高い人

CADオペレーターの納期は、仕様の設計から実際の製品が出来上がるまでの全工程の進捗により変わります。そのため、納期などの確認をしながら、自分でもある程度優先順位をつけられる管理能力が必要になってきます。

たとえば、工程スケジュールに無理がある場合は、事前に上司や周りに相談しなければなりません。比較的、納期に余裕がある場合もプロジェクト全体の状況を確認し、臨機応変に仕事を進める必要があります。

また、ひとりで複数の仕事を進めることも多いため、それぞれの締切を守る管理能力も重要です。

コミュニケーション能力が高い人

CADオペレーターは1日中PCに向かって作業する時間がほとんどですが、コミュニケーション能力も必要となります。

設計士の意図したとおりに作図しないと、図面に影響を与え間違った製品になりかねません。分からないことを確認するために、円滑なコミュニケーション能力が必要となるのです。

コミュニケーションをとらずに進めると、設計士の意図を図面に落とし込めず修正に多くの時間がかかるおそれもあります。丁寧にコミュニケーションを行うことで、修正箇所が多くなるリスクを減らせます。

手に職をつけたい人

CADは建設・土木のほかにも、機械・自動車・家具・服飾品など、さまざまな分野で必要不可欠なツールです。

一度、操作スキルを身に付けられれば、復職や転職しやすいのも特徴もあります。たとえば女性の場合、結婚や妊娠などのライフステージに変化により離職した場合でもCADオペレーターであれば、復職できる可能性が高いです。

CADオペレーターは、手に職をつけられるため就職や転職に有利となり、安定した収入につながります。

CADオペレーターに必要なスキル

次に、CADオペレーターに求められるスキルを紹介します。CADオペレーターとしてキャリアを積んでいくためにも確認しておきましょう。

基本的なPCスキル

CADオペレーターはPCを操作する場合が多く、誤動作や少しのトラブル・作業にも臨機応変に対応できるように、PCに関する基本的なスキルが求められます。

たとえばWord・ExcelなどのOffice系のソフトは職場では使えて当たり前という風潮があるので、あらかじめ慣れておくと急な図面作成以外の依頼にも焦らずに対応できます。

また、現場によっては建築や設計などにかかわるプレゼン資料の作成を依頼される場合があります。CAD以外にも、PowerPoint・IllustratorやPhotoshopなどのアプリケーションソフトが使えると重宝されるのでおすすめです。

CADソフトのスキル

CADオペレーターは資格がなくても携われる仕事ですが、資格を取得していることで求人の採用に有利になります。なかでも、CAD利用技術者試験は、設計・製図業務に携わる業界であれば知名度が高い資格です。

そのほか、全国建築CAD連盟認定の建築CAD検定試験資格があります。建築・土木関係の仕事に就職や転職を考えている場合は取得を考えてみてはいかがでしょうか。

また資格を取得するほかにも、実際に作成した図面をポートフォリオとして提出すると第三者にCADスキルがあることをアピールできます。

建設業界に対する知識

建設関係のCADオペレーターになるためには、業界や製作物に関する専門的な知識が必要です。しかし、現時点で専門的な予備知識がない人も焦る必要はありません。

仕事に携わる業界や会社によって、求められる知識は異なります。たとえば建設関係と機械関係では使用するCADツールが異なります。最低限の情報を把握し、就職や転職後に、働きながらしっかり知識を覚えるようにしましょう。

未経験からCADオペレーターになるには

CADオペレーターの求人応募を考えた際、必ずしもCADに関する資格を持っている必要はありません。未経験から実際の業務に携わろうと考えた場合は、以下の3つの方法があります。

未経験OKの求人に応募する

CADオペレーターは人手不足で困っているのが現状です。

最近は、3DCADが発展していますが、実際に製造や建築現場では平面図の需要は健在です。そのため立体的な図面を平面図にしたり、作業しやすいような図面に変更したりする工程がどうしても必要です。

たとえば、業界や給与によっては、未経験でも就職・転職ができるうえ、入社してから研修期間を設けている企業もあります。

未経験OKの求人に応募し、スキルや経験を積んでいく方法が最短期間でCADオペレーターになる方法です。

専門の派遣会社に登録する

派遣会社の中には、設計やCADオペレーターに特化している会社があります。独自のCAD研修も行ってくれる派遣会社があるので、未経験やスキルに不安がある人はぜひチェックしてみましょう。

直接採用してもらうには難しい大手企業でも勤務できる可能性がある点や、CAD業務に専念しやすいことが大きなメリットです。

職業訓練やCADスクールを受講する

CADに関するスキルをしっかり身に付けたい人には、職業訓練やCADスクールを受講してから就職する方法があります。CADスクールの中には、建設や機械などさまざまなコースがあるため、自分の携わりたい業界が決まっている人におすすめです。

就職サポートを実施してくれたり、訓練校やスクール経由で就職・転職先の企業を紹介してくれたりと、多くのメリットがあります。

CADスクールは費用がかかる分、しっかりとした知識やスキルを身に付けるには最適な環境です。

まとめ

CADオペレーターは幅広い分野で必要とされ、今後も需要のある仕事です。

共同エンジニアリング株式会社では、未経験で建設業界に挑戦しても、手に職を付けて正社員として活躍できる環境を整えています。

ワークライフバランス(年間休日120日程度)を実現できるアシスタント業務からスタートし、将来的には国家資格(施工管理技士)が目指せるので、安心して業務に集中できます。

2023年には、BIMが完全移行されるといわれているため、今後より需要が高まる3次元のCADなど、高い技術やスキルが身に付けられるのがメリットです。これから手に職を付けて、就職・転職を有利に行いたいと考えている人はぜひチャレンジしてみてください。

※当記事は転職情報サイト「正社員の仕事探しは転職サイト|クリエイト転職」にて紹介されました。