目次
再就職が怖いときに考えられる3つの理由
再就職が怖いときは、何に対して怖いと感じているのか、具体的に考えてみる必要があります。
とくに、希望して入った会社を辞めざるを得なくなったという経験がある方は、再就職に向けて、さまざまな心の葛藤を乗り越えなければなりません。
まずは、再就職が怖いと感じる主な原因をみてきましょう。
転職先の人間関係が怖い
再就職が怖いと感じる原因のひとつには、人間関係の不安があげられます。
まったく知らない環境で新しい人たちと働くのは誰でも緊張するものです。人間関係に疲れて前職を辞めた場合は、新しい職場でも同じような不安を経験するのではないかと尻込みしがちです。
もし転職先の人間関係に不安を感じているなら、面接や見学のときに会社の雰囲気や応対してくれる社員の様子に注目しましょう。たとえば、社内ですれ違ったときに、社員が笑顔で挨拶してくれる会社は、良好なコミュニケーションが行われている会社です。
オフィスに重苦しい雰囲気がないか、社員同士が活発に議論を交わしているかなど、のびのびと働ける環境かチェックしましょう。
転職先で成果を出せるか不安で怖い
仕事をこなせるか自信がないために、再就職が怖いと感じる方も多いです。とくに中途採用は即戦力として求められるケースが多く、期待されるレベルの仕事がこなせるか不安な方も多いでしょう。
仕事や能力に関する不安は、真面目で責任感が強い人ほど強く感じる傾向があります。ただし、求人広告に書かれた「求める人材」はあくまでも定型で、そこまで高いレベルを要求していない可能性もあります。一歩踏み出して応募して、詳細な内容を聞いてから判断しても遅くはありません。
どうしても自信がもてないときは、客観的な立場で自分を見つめ直してみると良いでしょう。自分の強みを見つけ出し、弱みをカバーするにはどうすれば良いか考えて、自信につなげてください。
過去のつらい体験を思い出して怖い
前職での失敗やトラブルがトラウマになっていることも、再就職が怖いと感じる理由のひとつでしょう。
再就職をしたいという意欲があっても、過去の思い出から抜け出せないため、前向きになれません。つらい思いをして退職した経験がある場合、また同じことが繰り返されるのではと不安になるのは当然です。
このようなつらさや不安を我慢して就活をするのは、ストレスがたまります。過去のトラウマを乗り越えられないまま内定をもらっても、仕事でうまく成果が出せなくなることも考えられるでしょう。そのような場合は、気持ちを無理に押さえ込まずにストレスを取り除くのが第一です。過去のトラウマを乗り越える気力が出てくるまで、一定期間、休養を取ることも視野に入れておくことが大切です。
比較的簡単なアルバイトからはじめて、すこしずつ成功体験を増やしていくのも良い方法です。
経歴に自信がなくて怖い
転職回数が多い場合や正社員経験がないなど、自分の経歴に自信がもてずに一歩踏み出せない方も多いです。経歴が原因で応募しても拒否されるのではないかと不安に思っていると、なかなか応募に踏み切れません。
経歴に自信がもてない場合は、考え方を変えてみると良いでしょう。
未経験を積極的に採用している企業もあり、若い年代ほどチャンスがあります。転職回数の多さはネガティブにとらえるのではなく、いろいろな経験をもっている自分の強みだと考えてください。応募して不採用でも、企業との相性があわないだけと前向きにとらえて、再就職にチャレンジしましょう。
それは思い込みかも？転職でしやすい勘違い3選
転職先を探すときに、「自分には無理だ」と最初からあきらめていませんか？もしかしたら、思い込みや勘違いで、チャンスを逃しているかもしれません。
ここからは、再就職をするときにありがちな勘違いを紹介します。
異業種への転職はスキルが高くないとできない
異業種への転職は、実はそれほど難しいものではありません。「特別なスキルや資格がないと採用してもらえない」とあきらめるのは早計です。
実際に、転職採用の求人は、およそ8割が「業界未経験可」の条件で出されているといわれています。即戦力としての転職者が求められる一方で、若い人材を求める企業は多く、第二新卒のような若手転職組は経験よりも熱意ややる気が重視されます。
新しい仕事にチャレンジしたいと考えるなら、異業種も転職の選択肢に入れて考えてみてください。
転職に有利な時期がある
転職が成功しやすい、有利な時期といったものはありません。「今は有利な時期ではないから」といって先延ばしにせず、「始めたい」と思ったら転職活動に取り組みましょう。
とはいえ、大型連休明けは、企業からの転職求人が増える傾向があります。正月休み明けの1月や2月、5月のゴールデンウィーク明け、夏期休暇後の9～11月は求人が増えるため、たくさんの求人のなかから自分にあう仕事を見つけたい方には狙い目です。
実績がなく面接でアピールできない
実績がなく、面接でアピールできないと尻込みしていると、転職のチャンスを逃してしまいます。自分にとっては自信がもてない経歴でも、周囲から見れば高く評価されるケースは意外と多いものです。
再就職がうまくいかないのは実績不足が理由ではなく、面接で自分の魅力をうまくアピールできていないだけかもしれません。ポジティブにとらえて、前向きに就活に取り組みましょう。
再就職を成功させる！「怖い」を払拭するために役立つ3つのこと
ここからは、怖い気持ちや不安を払拭して再就職を成功させるポイントをみていきましょう。
自己分析で自分の強みを把握する
再就職の不安を払拭するには、客観的な視点での自己分析が役に立ちます。過去の経験をもとに、自分の強みややりたいことを洗い出すと良いでしょう。強みを知ることは、自信にもつながります。
また、新しい職場でどのように働きたいのか、優先したい条件を決めておくことも大切です。自分が新しい職場で働く姿をイメージできれば再就職に前向きになれて、不安を減らせます。
企業研究を行う
企業研究を行うのも、不安の払拭におすすめです。最初に、その会社を選んだ理由や会社に入ってやりたい仕事を明確にしてください。志望動機が定まれば、履歴書や面接で自分をアピールしやすくなるでしょう。
企業ホームページや求人票を確認するのはもちろん、サービスや製品について調べたり、会社訪問に行ったりするのも良い方法です。あらかじめ会社の雰囲気を理解すれば、仕事に対する不安もやわらぎます。
資格を取得する
経験やスキルがなくて再就職が怖い場合は、資格取得を目指すのも良い方法です。仕事に必要な知識や技能を学ぶと、自分に自信がつきます。資格は履歴書に記載でき、面接でも自分の魅力をアピールするのに役立つでしょう。
特に建設業や士業といった業種は、資格があれば比較的転職しやすい業種です。資格取得のサポートのある企業や未経験者を率先して採用している会社もあるので、技術職なら派遣からはじめるのも選択肢のひとつに、前向きに再就職を目指してください。
20代の転職におすすめの資格は、以下の記事で詳しく紹介しています。スキルなしの再就職に役立つので、ぜひ参考にしてください。
【20代】スキルなしで手に職をつける！おすすめの職業と資格10選
まとめ
一度仕事をやめた経験があると、どうしても再就職を怖いと思いがちです。しかし、転職の経験は、自分の強みにも変えられます。まずは不安を取り除くところから始めてみるのはいかがでしょうか。
再就職が不安なら、建設関連の資格取得を目指すのも良いでしょう。資格は能力の証明にもなり、自信につながります。自分の魅力を増やして、再就職を成功させましょう。