「人を大切にする文化」は、この20年でさらに深化へ

施工管理の経験者として、共同エンジニアリングが設立された初期に入社し、現在まで約20年のキャリアを築いてきた大須賀雅臣さん。「絶対に人を見捨てない社風ですよ」と、笑顔で語っていたのが印象的でした。そんな大須賀さんに施工管理という仕事で「大変だと感じるところ」を率直に話してもらいつつ、「やりがいやおもしろさ」についてインタビューしました。

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人との関わり合いが、施工管理のおもしろさのひとつ

──前職までのご経歴を教えてください。

専門学校では簿記の勉強をしていましたが、それを仕事に活かすより、「技術を身につけて働きたい」と考えていました。体を動かす仕事の方が性に合っていたことや、在学中に知った空調設備の仕事がおもしろかったこともあり、「職人か、施工管理か」の2択で仕事探しを始めましたね。そして、求人広告で本格的に仕事を探していたところ「職人」と「施工管理」の募集が出ており、身体を動かしたり、実際に自分から動くのが性に合っていると感じていたこともあって「職人」として応募しました。それが前職のことですが、面接で「最初は職人で、ゆくゆくは施工管理をして欲しい」と言われました。「経験を積んで2~3年したら、施工管理になるのだろう」と思って承諾して入社したところ、まさかの1か月後に施工管理を任されていました。少なからず戸惑いましたが(笑)、やってみると施工管理も割と楽しい仕事で、だからこそ続いているのかな、と今では考えています。

──転職先に共同エンジニアリングを選ばれたきっかけは、何だったのでしょうか?

前の会社も悪いところではなかったのですが、個人的に「活気足りないな」「今後の成長が感じられないな」と思っていたところ、当社の施工管理の求人を見つけました。詳細を見ると、立ち上がってすぐの若い会社で、HPを見ても「これから伸びていく」という雰囲気を感じたので話を聞きに行くことに。そのときに出会ったのが、当時営業所長の増田さんでした。オフィス内でかしこまった面接をするのではなく、喫茶店でカジュアルにお話しをしながら、とても丁寧に接してくれた記憶があります。増田さんのような人が所属する会社だったら信用できると思ったことが入社の決め手になりましたね。

──勤続年数が約20年とのことですが、長く勤められている理由を教えてください。

いろいろな現場に出向いて、たくさんの環境、人々に触れ合えるからでしょうね東京都内だけではなく、愛知や三重、岐阜などでもキャリアを積むことができました。多岐にわたる案件に携わることでノウハウが蓄積されるだけではなく、時代の移り変わりや技術の進歩を肌で感じられる「現場」の仕事は魅力的で、飽きるようなことはありません。最近では、使用電力を極力抑制する設備へと入れ替えるといった「省エネ案件」が増加しており、時代の変化を感じますね。

地道な努力が20年の「基礎」になった

──施工管理の仕事を始めたころ、大変に感じたことやそれを乗り越えたエピソードを教えてください。

当社には既に経験がある状態で入社したため、前の会社での話が出来ればと思います。最初は若さもあり、本当に右も左もわからない状態から施工管理のキャリアがスタートしました。それでも先輩や現場の職人さんから学びつつ、1年ほど経験を積んだころに、補佐で入った新築の現場で「職長」という大役を任されることになったのです。これは現場に関わる企業を統率したり、プロジェクト全体の管理業務を担うリーダー役ですから、かなりのプレッシャーを感じていました。

いきなり任されることになったので、最初の挨拶では正直に「経験は浅いですが、一生懸命頑張ります」ということをみなさんに伝えました。すると、「この話を急に職長にしても判断に迷うだろう。だから、いったん所長さんに聞いたあとに内容を伝える」といったフローで動いてくれるなど、未熟だった私に配慮した行動をとってくれました。もちろん、甘えてばかりはいられないので、まず今までわからなかった部分をとにかく理解するところから始めました。自分の経験以外の部分も幅広く理解していなければ、全体の統率が取れず、プロジェクトもめちゃくちゃになってしまうおそれがあります。そこは職人さんに質問をしたり、地道にインプット・アウトプットを繰り返したりすることで、現場で頼ってもらえるようになっていったと記憶しています。

──共同エンジニアリングの魅力はどんなところですか?

一番いのは「人」ではないでしょうか。接しやすい社員ばかりですし、結びつきが強いと思います。入社してすぐのころ、増田さんがよく「飲みに行こう」と誘ってくれたので気軽に相談をすることができました。悩みやストレスを感じるようなことがあれば、どんなことでもしっかりと聞いてくれたのが、ありがたかったですね。今は、営業とキャリアサポート課が強力にバックアップする仕組みが整っているので、以前よりもっと働きやすい環境になっていると感じます。そうしたサポート体制や、人を育成する風土は素晴らしいと思いますよ。

「絶対に人を見捨てない」という社風が根付く

──現在のお仕事と業務の特徴を教えてください。

今は空調の改修工事がメインです。経年劣化が進んでいたり、昔の設備だと莫大なエネルギーがかかってしまうような古いモノがあったりするので、エネルギー効率良く稼働する空調に入れ替える工事です。業務の特徴として挙げられるのは「調整」ですね。たとえばクライアントから急に仕様の変更が入った場合、全体を見直して、職人さんに作業工程などを変えてもらうよう連絡する必要があります。工程をひとつ変えるだけでも、運搬、搬入、保管はもちろん、行政への申請が必要な場合もあります。施工管理はそうした業務を一身に背負う立場なので、マルチタスクとなり、大変な側面がある仕事。あらゆる側面から考えて、どうしても対応策がない場合はクライアントに対して「無理です」ときっぱり伝えることも私たちの重要な役割です。

──仕事でのやりがいや、「おもしろい」と感じるところを教えてください。

広い業界ではないからこそのメリットなのですが、以前仕事をした方と全く別の現場で再会することも多く、「新しい現場なのに緊張せず取り組める」部分はおもしろいですね。業界に長くいる方も多いので、そういった方であれば阿吽の呼吸の様にスムーズに仕事が進んだりすることもあり、爽快感があります。また、最近は自分の子どもとほぼ同じ年齢のメンバーとも仕事をするようになってきたのですが、以前の現場で関わりがあったメンバーが、次の現場ではスキルを磨いて仕事を楽しんでいたりという姿を見る事もあり、こちらまで楽しくなってきます。

──最後に、共同エンジニアリングで働こうと考えている方に一言お願いします。

個人的な所感ですが「コミュニケーションをとるのが好き」「仕事に前向き」で、あとはちょっとした「遊び心」をお持ちの方に向いているのではないでしょうか。頭が柔らかくて吸収しやすいタイプだと、雑談なども弾みますし現場にいち早く溶け込めると思いますよ。私の場合はその日の仕事終わりに「ちょっと一杯行きませんか?」と誘ってご飯にいったり、竣工後の打ち上げとして職人さんたちと温泉に行ったりすることもありますが、ここはそれぞれのやり方で良いと思います

また、営業やキャリアサポート課という部署で悩みをくみ取ってくれる仕組みが整っているので、未経験からチャレンジする人をバックアップしてくれる社風だと思います。私が若いころは同じような制度こそ整ってはいませんでしたが、当時から営業が何かと気にかけてくれ、悩みを打ち明けやすい雰囲気がありました。「絶対に人を見捨てない」「困っていたら、みんなで助ける」。そんな会社で、新しいことにチャレンジしたい」という方なら、ぜひ一度応募してみて欲しいですね。