「真面目で誠実」が技術者としての未来を切り開く - 入社5年目の技術者と採用担当の対談 -

技術未経験で入社し、現在は施工管理歴5年目を迎えて活躍している蛯澤紀仁さんと、採用担当として当時から現在までサポートしてきた桜田俊祐さん。今回、約5年ぶりに再会した二人に対談形式でインタビューを実施。採用当時のエピソードや現在の仕事の様子、共同エンジニアリングで働く上でのリアルな感想を語ってもらいました。

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5年前に感じた「真面目で誠実なお人柄」という鮮明な印象

──これまでのご経歴、共同エンジニアリングで技術者を志した理由を教えてください。

蛯澤さん(以下、蛯澤):前職では清掃会社に勤務し、クライアントとの打ち合わせやスタッフのマネジメントといったリーダー業務をしつつ、自ら手を動かして作業を担当していました。4年ほどお世話になったのですが、環境や感情の変化もありワークライフバランスを考えて転職活動を開始。そんなときに合同説明会で、桜田さんの「成果が大きな形になる仕事です」という言葉を聞き、興味を持ちました。加えて、待遇面でも理想を叶えることができると感じ、面接を受けることにしました。

技術者になろうと思ったのは、昔から「ものづくり」が好きだったからです。自分が関わった建築物が現実に社会で役立ち、後世に残ることを想像するだけでワクワクしました。実際に当社で働き始めると、ある現場で働いていた方の名前が石碑に刻まれているのを見つけ、感動しましたね。

──蛯澤さんの面接時の印象をお聞かせください。また、共同エンジニアリングのどのような部分と蛯澤さんがマッチしていると思いましたか?

桜田さん(以下、桜田):5年前のことですが、蛯澤さんの「非常に真面目な方」という印象が鮮明に残っています。合同説明会で初めてお会いした際、言葉遣いやこれまでのキャリアから「誠実さ」や「信用できる方」であることが、ひしひしと伝わってきました。「このお人柄であれば、未経験からでもコツコツと仕事を覚えて、活躍していただけるだろうな」という印象を持ちました。

蛯澤さんは前職で、リーダーの役割をこなし、ときには実際の仕事現場にも出向くなど精力的に企業を支えていたと聞いています。そんな重大なポジションは厚い信頼がなければ任されることはありません。「当社でも責任感を持ち、一所懸命頑張ってくれる」と感じましたね。また、ずっと野球に打ち込んでこられていたことから、「何かを真面目に取り組める」という点も、技術者としての相性が良いと感じました。蛯澤さんの正直な行動が周りのメンバーにも伝わり、円滑にプロジェクトを進めてくれる確信がありました。

入社直後、社内研修でも蛯澤さんの様子を見ていたのですが、真面目に参加されているという印象でした。その後も、担当営業から「クライアントからの評価が高く、活躍している」という話を聞いていました。

「ワークライフバランス」「成長」「個性あふれる風土」が魅力

──共同エンジニアリングの「人」の魅力や、「入社して良かった」と感じることを教えてください。

蛯澤:クライアント先に常駐しているので、共同エンジニアリングとの接点は担当営業さんがメインなのですが、積極的にコミュニケーションを図ってくれていると感じます。契約更新や年末調整のような書類の提出を忘れないように連絡をくれたり、何かあったときには事務所まで来てもらったりと、細やかなサポートを頼もしいですね。

入社して良かったと思うのは、まず仕事のおもしろさです。職人さんとのやりとりも楽しいですし、携わっている建築物などの構造を知ることができるだけでなく、仕上がっていく様子を見守ることも好きなので「この仕事を選んで良かったな」と思います。ほかにもキャリアの相談窓口があるなど、手厚いバックアップ体制も魅力的です。プライベートでは、しっかり休みが取れるので、大好きな草野球の予定を合わせやすいですね。

桜田:いろいろなタイプの方を採用しており、個性があふれている会社だと感じます。そんな当社で活躍されている方に共通するのは「素直さ」です。素直や純粋さというベースがあり、年齢を重ねるごとに「厚み」が出るのが人の魅力につながっていると思います。

私は前職でかなりのハードワークだったのですが、次のキャリアを考えたとき、「ひとりで成果を追いかけるより、頑張っている方の姿を見たり、サポートしたりするのがうれしいタイプ」だと気づきました。建築業界の採用は初めての挑戦でしたが、若手が活躍している伸び盛りの当社に惹かれ、「自分も一緒に成長したい!」と考えて入社を決意しました。蛯澤さんのように、私が採用した社員の活躍を耳にしたり、同じ部署のメンバーと交流したりすることで、モチベーションを刺激されることが多いです。

──蛯澤さんが大変に感じることや「やりがいエピソード」、今後の目標などを教えてください。

蛯澤:この時期だと夏場の猛暑は大変ですね。対応策としては水分と塩分の補給はもちろん、涼める部屋を休憩スポットとして確保したり、こまめに休憩をとったりしています。業界全体で「働きやすい職場にしよう」と心掛けているのを感じます。

個人的なやりがいは、段取りをしっかり作れたときですね。工事が終わる段階になると膨大な書類整理が必要になりますが、工事中こまめにまとめておくことで、必要なときにはほとんど終わっている状態にしました。周りのサポートあってこそではありますが、自分の知識や経験が積み重なっていることを感じられてうれしいです。

事前にリスクを洗い出して先回りして対応し、無事にリスク回避できたときもやりがいを感じます。わからないことはすぐ聞きに行ったり、期日を厳守したりすることで、今まで「大きな失敗をしたことがない」のはうれしく感じるところです。

今後の目標としては、図面を描けるようにCADついて勉強したいと考えています。将来的には、現場の責任者となり、自分が積極的に現場で活躍するだけでなく、後輩や若手にも仕事を教えていきたいです。

コミュニケーション力を磨き、自分の意見をはっきり伝える

──共同エンジニアリングに合っているのは、どのような人だと思いますか?

蛯澤:自分の意見・立場をはっきりと表現できる方は、現場での仕事に適応しやすいと思います。クライアントとの打ち合わせでは、正しい情報をしっかりと把握し、自分の意見をはっきりと発言しなければ、工事が遅れてしまうなど、現場の安全に悪影響が出てしまう可能性もあります。また、その内容を職人さんたちに正確に伝える必要があります。さらに、打ち合わせでわからないことがあれば、勝手に答えずに持ち帰り、経験豊富な司に相談することも大切です。ただ、意見を述べることを難しく考えすぎず、素直な発言を心がければ、着実にスキルアップできると思います。

──ほぼ5年ぶりに蛯澤さんと対談されて、どのような感想を持たれましたか?

桜田:今回の対談で、蛯澤さんが施工管理として元気に活躍していることを知り、とても嬉しかったですね。彼のように、「自分の意見をしっかり言える人」は施工管理に向いていると思っています。そうでないと、工事全体が誤った方向に進んでしまいます。また、蛯澤さんが話していた「大きな失敗をしたことがない」というのは、実は非常に高いハードルですが、それをさらっと実行されているところが頼もしいですね。将来的には、蛯澤さん自身が「教え、頼られる立場」になっていってほしいなと期待しています。