自分に真正面から向き合ってくれた採用担当者の方が決め手に
──現在、採用部で働かれていますが、学生時代はどのような就活をされていましたか?
正直にいうと、数社しか面接を受けませんでした。
というのも、大学時代は古着屋のアルバイトに没頭していたのですが、そのお店で店長をやらないかという打診をいただいていたからです。店長になろうと思えばなれる状況だったので、自分の中で少し安心感がありながら、就職活動に向きあえたことがよかったと思っています。
結果として、メーカーの営業や保険会社など、3社から内定をいただきました。
──古着屋の店長という道がありながらも、就活をした理由はなんでしたか?
私自身、祖母もデザイナーだったこともあり、古着や洋服が大好きで、大学最後の時に思い出にアパレルで働きたいと思って面接に行き、初めはバイヤーとして採用されました。
一日数千着の洋服を仕分けして、展示して、売り上げていく、という仕事に1年間打ち込んで、幅広い年齢層のお客様とコミュニケーションをとれるようになりましたし、目の前の人の魅力やコンプレックスに感じるところを察知して、コンプレックスもどうスタイリングに生かせるかを考える習慣がつきました。
洋服は組み合わせ次第で、その人にとってオンリーワンの洋服になりますし、どんな服でも、自分次第で売れるということに醍醐味を感じていました。
ただ、アパレルというひとつの業界だけに絞ってしまうのは視野が狭いなと思ったので、より広い世界にチャレンジしたかったというのが正直なところです。
──就活をする中で、共同エンジニアリングを選んだ理由はなんでしたか?
もともとメーカーとして、多くの人に商品を届けていく仕事がしたいと思っていました。共同エンジニアリングは人々の生活基盤を支えるプラントに特化していて、仕事を通じて多くの人に貢献できるのが面白いと感じました。
また私自身に関わってくださった採用担当の方も決め手のひとつでした。就活中から毎週電話をくださり伴走してくれましたし、エージェントのように本当に丁寧に手取り足取りサポートをしていただきました。採用担当の方が、何をどう伝えれば伝わるのか、そこに一緒に向き合ってくれたから、今があるのだと思っています。感謝してもしきれないです。
目の前の人の人生を担う、採用という仕事の責任感
──採用部としての配属は希望でしたか?
もともとは営業志望でしたが、新卒から採用部に配属され、『社会人とは何ぞや』を一から教わって、現在3年目になります。
一言でいうと人材の管理をしていく仕事なので、会社の顔として社外の人とお会いしていくのが面白いです。面接だけでも、週に30~40件、月でいうと150~200件行っています。年間でいえば数千名の方とお会いするので、その分沢山の方の魅力や価値観を吸収できます。周りの友人よりも多くの人とコミュニケーションをとる経験をしていることが強みだと感じています。
今は採用という仕事自体、営業の要素もあると感じていますし、人事と営業を通じて多くの刺激的な経験ができていると思います。
──採用部としての仕事のやりがいはなんですか?
面接は1時間ほどなのですが、その面接でお会いした方が採用され、1年後に会ったときに、面接で話していたやりたいことをやっていて、ビジネスマナーもきっちり守って働いている姿をみると本当にやりがいを感じています。大げさにいうと、その人の人生を担っているという責任を感じられることです。採用した方と一緒に学び成長し、どんどん共同エンジニアリングに新しい風を吹かせていきたいです。
──入社してから最も苦労したエピソードはありますか?
経験者の採用に力を入れていた時期は本当に苦労しました。今まで経験者のキャリア採用担当者は1名しかいなかったので、東日本エリアにとっては二人目のキャリア採用を担うことになったためです。
私自身文系の出身ですし、施工管理や建築業界に関しても全く知識がなく、勉強することしかありませんでした。自分の未熟さゆえに、60代の諸先輩に怒鳴られたりする経験もしました。入社数年目の自分が、自分より年上で技術もある方の金額や条件を設定するのはどうなのかと言われたこともありました。
未経験と経験者の採用の違いは、採用条件が決まっていないことです。未経験の場合、基本給や研修プログラムは決まっているのに対して、経験者の場合、その人にマッチした配属先が決まって初めて内定を出すことができます。その方の技量がわかって初めて金額も設定できるので、営業担当の方に沢山サポートをいただいて仕事を進める必要がありました。
細かい条件のすり合わせをして、マッチする人材を配属していく業務の中で、伸び代だらけの自分を叱っていただいたことが成長につながったと思います。
──今後のビジョンを教えてください。
この会社で役職をあげていくことです。私自身、尊敬できる先輩の背中をみて、自分も追いつきたいし役に立ちたいと思って仕事をしてきたので、「この人についていきたい」と尊敬される人になりたいです。マネジメントという部分も視野にいれて、自分が何を与えていけるのかを考えていきたいです。
「尊敬できる人」がいれば、仕事の意識も自分も変わる
──共同エンジニアリングの魅力はなんですか?
人の魅力です。人の集め方、配属の仕方は自由なので、自分で考えて数字を作っていこうという方、誰かのためにお役に立とうという方、そして気遣いができる方が多くて勉強になります。
「その人にとって何がプラスになるか」と誠心誠意向き合う方が多いなとも感じています。突き詰めて言えば、その人にとってプラスになるのであれば転職だっていいと提案することもあります。目先だけのやさしさだけでなく、ちゃんと叱ってフォローをして、その人を尊重していく、人としてのプロフェッショナルが多いのが魅力です。
また、新人を育てていく社風があると思います。研修は手厚く、1か月間、ビジネスマナーを含めた総合研修のあと、OJTに入ります。私自身、3年前よりは成長ができたなと実感しています。
──どういう人が共同エンジニアリングに向いていると思いますか?
ご自身の中でやりたいことが見つけられなかったとしても、仕事をしていく中でキャリアアップをしていきたいという方や、夢があって自分から行動したい方は向いていると思います。お金を稼ぎたいでも、いい車に乗りたいでも何でも構いません。共同エンジニアリングは自由だからこそ、やればやるほど成長できる環境なので、活躍できるフィールドだと思います。
──就活中の学生へアドバイスをください。
私自身、就活に対する意識はそこまで高くなかったのですが、この人についていきたいなと思える人に出会い、変わることができました。
仕事をしていく中で一番大事なのは、尊敬できる人に出会えるかだと思っています。だからぜひ、尊敬できる人を見つけてほしいです。やりたいことや会社概要だけでなく、そこで働く人を良く見るとよいのではないかと思います。自分に合う職場を見つけられるよう、応援しています。
※2022年6月1日時点の記事です