「縁の下の力持ちとして働く」という気持ちが叶う職場
──共同エンジニアリングを選んだ理由について教えてください。
在学中に体調を崩したことから卒論に専念し、卒業後に人材紹介会社を使って就活をしていました。自分のやりたいことや強みなどを分析する中で、社会の“縁の下の力持ち”の存在であるインフラ業界に興味がわきました。また自分自身の特性としても“人を支えるのが好き”だと気づき、共同エンジニアリングを紹介してもらったのです。「ここなら、やりたい仕事をできるのではないだろうか?」と思ってお話を聞きにいくことにしました。
元々、「いろいろな会社を見てみたい」という希望があったので、さまざまな会社に出向して仕事をする共同エンジニアリングでの働き方は魅力的でしたね。「人をサポートする」という希望が叶うとともに、人とのやり取りも多いので、大学で学んできたコミュニケーションについてのノウハウも活かせると思い入社を決めました。
──現在はどのような仕事をされているのでしょうか?
最初は「施工管理として現場に出る」ことも考えていましたが、今は高速道路の補修を行う会社で、地面の舗装や伸縮装置(道路と道路の隙間を埋める装置)に関する書類の作成や写真の保管・整理といった事務作業を担当しています。たとえば「通行止め」を行う場合、工程など必要な情報を収集し、社内で共有したり監督省庁に提出したりする書類を一からまとめていく仕事。大量の書類を扱うので、全体の体裁を整える必要があるなど大変なこともありますが、“縁の下の力持ち”を担う業務なので、希望どおりの仕事ができていると感じています。
──仕事の上で苦労を感じること、それを乗り越える方法などを教えてください。
スケジュールどおりに工事が進むように、長期的な視野に立ってそれぞれ違う工事内容や状況を的確に把握しながら書類を作成する必要があります。人から人への伝達で情報を集めるので、その過程で時間が押してしまったり、また私の知識不足で周りの方に負担をかけてしまうこともあります。改善の方法としては、まずは過去に提出されている書類を自分で調べて参考にしています。それでもわからないことは周りに聞くようにしていますが、とても丁寧に優しく教えてくれる環境です。
感謝の言葉と、日々の成長がやりがいに
──どのようなときに、仕事のやりがいを感じますか?
工事の工程表や危険予知のチェックシートの管理、施工している状況や産業廃棄物の写真の整理・記録などを同時並行で行っており、自分がミスをするとほかの人のミスを誘発してしまうことにもなるので責任は重大です。しかし、プレッシャーがある中でしっかりと調整を行い、ミスなく書類を仕上げるという「当たり前のことをスムーズにできたとき」がやりがいですね。大変さとやりがいは、表裏一体です。
また、基本的にギリギリではなく余裕を持ったスケジュールで仕事を進めるように心がけているので、前倒しで書類を仕上げたときに「助かったよ。ありがとう」という先輩からの感謝の声を聞くと、うれしい気持ちになります。個人的には、毎日の業務の中で「昔は1日でこれだけのタスクしかこなせなかったけれど、今は多くの案件を推進できるようになった」という成長を実感できるのが、やりがいにつながっていますね。わからないことがあっても乗り越える過程で「このケースはこうすれば正解」というノウハウが溜まっていき、次の業務で役立つのがこの仕事の面白いところです。
──現在5か月目ですが、これからも同じ業務を続けていきたいですか?
施工管理の仕事を「書類作成でサポートする」という今の業務は、共同での働き方のなかでも珍しいので、とても貴重な経験を積ませてもらっていると思っています。この道を極めていらっしゃる先輩もおられるので、まずはここで地盤を固め「プロ」を目指したいですね。もし別の会社で働くことになっても、ここで培ってきたスキルやノウハウは必ず活かせるので、働きがいがあります。
──強い向上心をお持ちなのが、ひしひしと伝わるのですが、前向きに頑張れる理由を教えて欲しいです。
自分ではわからないところもありますが、「真面目な性格」だとは言われます。向上心については、いつのころからか「停滞はしたくない」という信念が、自分の中の軸になっているので、そうしたマインドを周りが評価してくださっているならありがたいですね。
安定と挑戦の双方を手にできる。営業のサポートが抜群!
──今後、どのようなことに挑戦したいとお考えでしょうか。
まずは施工管理技士補の資格を取得し、CADのスキルも身につけたいですね。身近にCADオペレーターとして活躍している先輩がいるので、私も力になれるように独学で学んでいます。少し前までは「どうやって動かせばいいのだろう」というレベルでしたが、今は少し操作にも慣れてきてCADで作成された図面の理解ができるようになってきました。「施工管理技士補」は同業務における第一歩となる資格です。基礎知識を身につけることで、ステップアップしていきたいと考えています。
──共同エンジニアリングへの応募を検討している学生や若い方に向けて、伝えたいことはありますか?
私の中で共同エンジニアリングの良さは「正社員として安定した上で、派遣としてさまざまな業界の会社で働けるところ」にあると思っています。普通の企業の正社員であれば「合う」「合わない」に関係なく辞めない限りはそこでずっと働き続けることになりますが、当社であれば実際に働いてみてから自分との相性を推し量ることができるのです。そして何より「営業担当者のサポートが行き届いている」ところが一番のポイントだと思います。何か困ったことがあればすぐに相談にのってもらえますし、普段からずっと気にかけてくれているので、心強い存在です。
私の場合も配属後1~2か月の間は頻繁に様子を見に来てくれて、現場に馴染むまでの間しっかりとサポートしてくれました。あまりにも頻繁なので、受付の方が「また来られたんですね!」と担当者の顔を覚えるくらいでしたね(笑)。
──営業担当者とのエピソードはありますか?
当時、通勤に片道1時間半かかっていたので「夏の暑さで倒れる前に引っ越したい」という相談をしたところ、引っ越し先を探してくれたり、引越し代についても会社としてサポートをしてくれたりしました。普段からメッセージをこまめにしてくださり、相談しやすい関係性をつくってくれていますね。
──最後に、共同エンジニアリングで働く上で「こんな方に向いている」と小竹さんが思う人物像を教えてください。
施工管理を目指す方が多いと思うのですが、職人さんを中心にさまざまな人と支え合いながら仕事を進めていく環境です。臆することなくコミュニケーションをとれる方が向いているのではないでしょうか。といっても無理をする必要はなく、「一緒に頑張っていきたい」ということを伝えるだけで良いと思います。私の場合も、なるべくこちらから対話を試みることで、今では「大丈夫ですか?無理しないでください」と声をかけてもらったり、飲み会に誘ってもらったりする関係性を築けていますね。共同エンジニアリングのサポート体制だったら、前向きな気持ちを持ってさえいれば、うまくやっていける方が多いと思いますよ。
※2023年12月13日時点の記事です