現場が、人が、未経験でも成長を後押し!
知られざるO&M部の魅力とその未来

ビルや商業施設の建設のゴールは「建物を建てること」ですが、プラント建設の場合は「運転し続けること」。共同エンジニアリングはプラントの設計・施工管理だけでなく、建設後の運転・メンテナンスもサポートしています。プラント事業部O&M(オペレーション&メンテナンス、以下O&M)部が協力する新体制を築き、今後はさらに取引先の幅広いニーズに応えていきます。部長を務める平澤知明氏がO&M部の魅力や未来を笑顔で語ります。

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取引先や技術社員、営業の関係構築を大切に

──現在のお仕事を具体的にお聞かせください。

プラント業界における運転・メンテナンス領域のサービス拡大を目的としたO&M部のマネジメントを受け持っています。

当社は建設業界に特化した技術者派遣や受託事業を中心に展開しており、O&M部では主にプラント施設の運転・メンテナンスを行う技術社員を派遣しています。

O&Mとは、プラント施設を建設した後に行われる運用や保守のことを意味していて、故障や不具合などのトラブルを未然に防ぎ、安心安全な稼働を維持することを目的としています。魅力としては、再生可能エネルギーの分野も多く、生活の支えとなるインフラを維持するために欠かせない存在です。自分の仕事が人々の生活や国の基盤を支えることに、大きな責任とやりがいを感じられます。

日常の仕事は全体の売上管理や配属になる技術社員のスケジュール管理、金額、条件などの契約内容の承認が中心です。

東京、名古屋、神戸などの拠点にいる7名の営業のリーダーですが、時には営業社員に同席してお客様と当社の技術社員との問題解決やフォローもします。

また、O&M部の採用面接では新卒の選考に同席することもあります。ほかにも、部署に関する情報発信を行うなど、仕事の内容は多岐にわたります。

──入社から営業を経てO&M部の責任者に選任された経緯を教えてください。

ODA(政府資金で行われる、開発途上国などに対する援助・協力)をテーマとした卒論作成のためにベトナムの地下鉄建設の現場を見に行った経験があります。その経験から、建設業界で海外と関わりのある企業に入社したいと考えていました。また、学生時代から人と話すことが好きで、営業の適性があるかもしれないと感じていたため、将来は営業の仕事に就きたいと思っていました。そんな中、共同エンジニアリングが海外の事業に携わっているというのを知り、興味を持ちました。また、現在の藤川事業本部長が部長時代に採用面接をしてもらい、その人柄に惹かれ、共同エンジニアリングに入社しました。

O&M部発足までの3年半はビルや商業施設プラント建設の営業マンでした。営業成績でいえば、自分よりも優秀な社員は大勢いました私は取引先と当社の技術社員それぞれの立場や気持ちをくみ取り、課題や問題解決の仲介に入ることによって、良好な関係構築に懸命に取り組んできました。その姿勢が上司の評価につながり、今の役職に抜擢されたのではと自負してます。

──この仕事のやりがいや喜びを教えてください。

営業としては、配属先で頑張っている技術社員のフォローがしっかりできて、感謝される瞬間にやりがいを感じます。現場でトラブルや悩みごとが発生した際、最初に相談を受けることが多いのが営業です。そんな営業担当者が知識やスキルをもっていなければ、技術社員を助けることができないだけではなく、配属先のお客様にもご迷惑をかけてしまいます。そのため、普段から些細なことでも相談を受けるようにしており、技術社員のちからが発揮しやすい環境づくりを目指し、営業社員の教育を行っています。

して配属された新入社員が、業務に慣れて仕事を任されているのを見たときなどは誇らしくうれしく思います。今年はO&M部の新入社員一期生の成長も見られるので楽しみにしています。

プラント事業部、そしてO&M部の未来を見据えて

──プラント事業の未来をどのようにお考えでしょうか。

施工管理、設計に加えてO&Mという仕事の選択肢が増えたので、プラント事業部の中で自分の特性に合った仕事が選べますし、可能性も伸ばせると思います。さらに新しい部署が発足して、将来的に社員が活躍できるフィールドが広がると良いと思います。

プラント事業部のスローガンは「変化を楽しむ」なのですが、2021年に立ち上げられたまだ新しい事業部で、その設立は大きな変化であり、挑戦でした。世の中や取引先のニーズに応じて「もっと良くしよう、変えていこう」と果敢に挑んだ結果が今につながっています。

問題が起きても足を止めず、前向きに改善していく変化を楽しむ管理職が多いです。それが文化としてこの事業部に根付いていくと良いと思います。

──O&M部の未来についてはいかがでしょうか。

浄水場やゴミの焼却場など、O&M部は社会生活に直結している現場が多く、ニーズがなくなることはありませんいずれは会社を支える大規模組織にしたいと思っています

現在は200人ほどの組織ですが、1000人規模に拡大していく考えです。

プラントのO&Mの知名度はまだ低いかもしれませんが、やりがい、自己成長できる環境、安定感などの魅力がたくさんあります。社員一人ひとりが活躍できる舞台を提供すること、成長を後押しする制度の整備を一層推進し、O&Mで会社と社会を支えていきたいです。

新卒の未経験者も育つ・伸びる環境を整備

──O&M部の長所、働くメリットを教えてください。

O&M業務は機械や電気に関わる専門性の高い仕事です。

入社後の導入研修をはじめ、資格支援研修や職長教育などを行い、社員のスキルアップやキャリアアップを支援しています。取引先は一部上場企業や日本を代表する大手企業そのグループ企業などで、派遣会社である当社の技術社員の育成にも、ともに取り組んでくださいます。実務経験がなくても、仕事に興味や関心を持ち、積極的に仕事に取り組むやる気を大切にしているので、未経験でも安心です。私も、プラント建設の営業へ異動したばかりのころは「プラントって何だろう」と思ったくらいです(笑)。働きながら、失敗したことや学んだことが山ほどあります。

また、プラント業界の入り口として、私はO&Mをおすすめします。O&M部の社員は、初めから現場で実際に自分の手を動かして機械に触れながら、オペレーションの流れやメンテナンスを覚え、専門知識を会得できます

将来、施工管理や設計の仕事に異動することになっても、O&M部で学んだ知識や経験は必ず役に立ちますので、プラント事業に関わる初めの一歩としておすすめしたい部署です。

O&Mは社会に対する貢献度が感じられ、現場で必要とされますので、当社の技術社員の活躍の場も飛躍的に広まっていくでしょう。

──実際にO&M部で働く先輩たちはどのような方がいますか?

現在在籍する約200人の社員が2030代で、仕事だけでなくプライベートや趣味も大事にしたライフスタイルを楽しむ社員が多いです。残業が少ないので長期就業の社員も多数います。

資格や技術を身につけたい志望者も多く、資格は給料に反映します。資格取得のサポートや人事考課の制度はさらに充実させていく予定です

O&Mの仕事も施工管理同様に、一人前になるには5〜6年はかかります。辛いこともあると思いますが、将来を見据えて仕事に取り組んでくれる方を仲間として精一杯支えます。O&MやO&M部に興味を持っていただけましたら、ぜひご応募ください。

 

※2023年9月19日時点の記事です