図面の世界にもう一度。働きやすさと挑戦心、その両方を手に入れて。

2024年にBREXA Engineeringへ中途入社した澤 紫月さん。前職の不動産営業職を経て、学生時代から親しんできた図面の世界で再スタートを切りました。現在は日本各所の橋のメンテナンスに携わるCADオペレーターとして活躍する傍ら橋の構造計算の分野にも挑戦しています。転職の背景や入社後の研修、今の仕事への思いを伺いました。

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図面の世界にもう一度。働きやすさと挑戦心、その両方を手に入れて。

澤 紫月さん

不動産営業職からCADオペレーターへ。橋を支える図面を描きさわなる成長を目指す。

入社年:2024年中途入社

現在の業務:CADオペレーター 橋のメンテナンスに関わる図面作成、作図、現地調査

休日の過ごし方:散歩、ゲーム

過去の現場経歴:
2024/10~
橋のメンテナンスに関わる図面作成、作図、現地調査(大阪)

不動産営業職からCADオペレーターへ。原点に立ち戻った転職活動。

――建設業界に目を向けたきっかけを聞かせてください。

小学生の頃、祖父の家にある製図道具に触れたことが建設への興味のはじまりでした。祖父は一級建築士で、図面や建築がいつも身近にありました。さらに私自身、転勤族の家庭で育ち、引っ越すたびに変わる住宅の風景や街並みを見るにつれて「どうしてこの地域はこういう家が多いのだろう?」と自然と建物への関心が深まっていきました。その延長で大学も迷わず建築学科へ進学し、卒業後は「建設・建築に関わる営業職」という点に惹かれて不動産会社に入社しました。

――転職までの流れとBREXA Engineeringへ入社するまでの経緯を教えてください。

営業職として人とコミュニケーションを取ること自体は好きでやりがいも感じていました。しかし、外回りに加えて資料作成も担当していたのでどうしても家に着くのは夜遅くなりワークライフバランスが取れなくなっていったことが転職の大きなきっかけです。

せっかく転職するなら好きだった建設・図面に関わる仕事に就きたいと思い、CADオペレーターに絞って転職活動を進めました。転職エージェントも利用していましたが、営業経験があることから営業職ばかり勧められてしまい思うように進まない時期もありました。最終的には自分で求人を探し、CADオペレーターのポジションで4社から内定をいただきました。その中で最後に内定をいただいたのがBREXA Engineeringです。「建設に特化したCADオペレーター」という自分が本当に望んでいた環境で、結果として納得のいく形で転職活動を終えることができました。


※イメージ図 CADとは、パソコンを使って図面を作成するためのツールです。建物や橋などを正確な寸法で描くことができ、建設業界では欠かせない存在です。

――入社後の研修について教えてください。

大学でCADを触っていた経験はあったものの業務についていけるのか心配でしたが、研修では基礎から丁寧に教えていただけたので徐々に操作の感覚を徐々に取り戻すことができました。座学だけでなく実際に手を動かす時間も多かったため、操作と知識がつながり理解が一気に深まりました。実務で必要なショートカットや専門用語も事前に学べたので「研修がなかったら今のスピードで図面を描くことは無理だった」と思うくらい今の業務に直結しています。研修中は講師の方がこまめに声をかけてくださって質問しやすい雰囲気だったことや、受講生同士で進捗を共有しながら学べたことも心強かったです。

橋を支える図面40枚の重み。数字を使い“構造”を描く

――現在はどのような図面を担当しているのでしょうか。

橋のメンテナンスに関わる図面を作成しています。新しい橋を一から設計するのではなく、すでにある橋に対して必要な装置の付け替えや修繕を行うための図面を描いています。対象となるのは、橋や高速道路の継ぎ目部分に設置されている“伸縮装置”という金属製の装置です。橋によって装置のサイズも全く違い、車3〜4台分ほどの幅になる大規模なものもあります。その内部には“止水材”というスポンジ状の素材が使われており、橋の内部に雨水が入り込むのを防ぐ役割を担っています。見た目は地味ですが、橋を長持ちさせるために欠かせない重要な部材です。



※イメージ図 伸縮装置とは、橋や道路の動きに合わせて伸び縮みすることで負荷を逃がす役割を持ち、内部に入った止水材が雨水の侵入を防いでいます。

――図面作成の具体的な仕事内容を教えてください。

基本となる基準図を元にCADを使って現地の橋に合わせて調整していきます。金具の位置、スポンジの長さ、数量の算出など細かい作業が多いです。橋によっては伸縮装置が40機以上取り付けられていることもあり、その場合は図面だけで40枚以上になります。チームで分担して進め、すべての図面に対して最低2名のチェックが入ります。調査担当者と「この寸法で合っていますか?」「前の図面と違う部分がありますが…」と確認しながら進めるので、コミュニケーションも欠かせない仕事です。

この仕事のやりがいは、やはり図面が仕上がったときの美しさ数値がぴったりはまったときの達成感は格別で、まるで間違い探しをしているような感覚です。最初は上司に指示をもらいながら進めていましたが、最近では自分で「この配置が適切かな」「この金具はこうしたほうがいい」と考えながら図面を組み立てられるようになってきました。

――図面作成だけでなく、現地調査をされることもあります

基本的な業務は図面作成ですが、月に1度ほど橋を調査することもあります。現地調査では、実際に橋の下に入り伸縮装置の設置に必要な寸法を測ります。普段は立ち入ることのできない場所で橋の裏側や構造を間近で見られるのは、この仕事ならではの面白さです。伸縮装置は日本全国の橋や道路に使われているため、調査先は東京や香川、福井など多岐にわたります。調査で出張の機会も増えてきましたが、負担に感じることはありません。むしろ、配属先の方々から「本当に楽しんでるよね」と言われるほどです。出張先では、おいしいものを食べたり気になる場所に立ち寄ったりと、小さな楽しみを見つけるようにしています。

来週は私が主担当として現地調査に同行する予定です。測量から図面化まで一連の流れを任せてもらえるようになり、自分自身の成長も実感しています。


働きやすさの中で、挑戦を続けられる環境

――働き方や休日はいかがですか。

残業はほとんどなく休日もしっかり確保されています。オン・オフの切り替えがしやすい環境だと思います。休日は好きなゲームをしたり出張で行った土地に惚れてプライベートでまた訪れたりと、思い思いに過ごしています。

今は自分の希望に合った働き方ができていてとても満足しています。親や友人から「転職してどうだった?」と聞かれることもありますが、仕事の話をしているときの私の表情が以前と全く違うそうで自分に合った仕事に出会えたのだと実感します。

――今後の目標やキャリアビジョンを教えてください。

配属先の上長から「構造計算を少し勉強してみないか」と声をかけていただいたことをきっかけに、大学時代に学んでいた基礎的な構造計算を学び直しています。
現在は伸縮装置や止水材の図面作成が中心ですが、構造計算は橋の設計に直結する分野でこれまでとは少し異なる領域です。ただ、数値を正確に扱って構造を理解しながら図面を仕上げていく点は共通しており、自分の強みを活かしながらスキルアップが目指せます。橋を支える仕事の幅を広げるための新たな挑戦として、前向きに取り組んでいきたいです。

――CADオペレーターを目指す方へメッセージをお願いします。

私自身、CADの経験はありましたが、それでも新しい環境に入る時は心配でした。しかし、入社後の少人数研修で丁寧に教えていただけたことが大きく、一度立ち止まって基礎を整えることができました。他にも資格取得支援や営業担当の方にいつでも相談できるフォロー体制などBREXA Engineeringならではの環境が安心してスタートを後押ししてくれます。

CADの仕事は学んだ分だけ確実に自分に返ってきます。自分なりの楽しさを見つけながら、焦らず一歩ずつ積み重ねていくことが、結果として成長につながると今の仕事を通して実感しています。

※2026年1月15日時点の記事です